涼介、涼也、涼雅

〜５〜 ページ7

Aside


？「じゃあ俺からー！！」

そう言って立ち上がったのは、茶髪で元気そうな、少し幼い男の人。

大「俺は有岡大貴！大ちゃんって呼んで！高２だよーっ」

貴「えっ年上！？」

思わず声を出してしまった。

だって有お…大ちゃん、顔幼いし…

大「なっ、Aちゃん失礼ーー！」

慧「まぁまぁ。俺は伊野尾慧、高３だよ〜。よくテキトーって言われるの。気軽に伊野ちゃんって呼んでね」

貴「い、伊野ちゃん…ですね」

ふわふわとした雰囲気が、よく似合っているマッシュルームヘアで余計に際立っている。

雄「俺は３年の高木雄也。雄也でいいから」

うわ…なんだかこの人もイケメンだけど、ヤンキーみたい。

宏「コイツ外見はこんなだけど、母親が作ったおかかおにぎりが大好きないい奴なんだよー。あ、俺は高３の薮宏太。よろしく」

雄「薮っそれ言うなよ〜！」

雄也をからかうように言ったその人は、優しそうな、くしゃっとした笑顔が特徴的な人だ。

…母親のおかかおにぎり大好きって、見た目と違って可愛いな！

光「ヤッホー！」

貴「うわぁ！」

そして、いきなり目の前に現れた八重歯の変顔に思わず声をあげた。

光「俺は八乙女光！高校３年！光でも光くんでも、どっちで呼んでもいいよ！」

は、はぁ…

裕「もー、年上組しっかりしてくださーい。あ、俺は中島裕翔。裕翔とかゆーてぃとかって呼ばれてまーす。同じ高１だよ。趣味はー、ドラムとー、カメラとー、乗馬もするしー、あとスニーカーとかジーンズとか懐中時…」

侑「長いっ」

…裕翔もこれまた高身長で、多趣味ってことは分かった。

圭「俺は高１、岡本圭人だよ。圭人って呼ん「ゴリラだろ」…や、山ちゃんひどいよぉ」

圭人は涼介くんに言われて、結構落ち込んでた。

ウソウソ、と呆れたようすで涼介くんは笑っている。

侑「僕は分かるよね？知念侑李、侑李でいいよ。運動は割りと得意かな。よろしくね〜」

可愛い笑顔でそう言った。

ふいに、薮くんが耳打ちしてくる。

宏「知念は毒舌で、怒らせると怖いから気を付けてね」

侑「薮くぅん、何コソコソしてるのー？」

宏「い、いや？別に？」

…怖いってこういうことかな。

全て見透かされてる感じで、笑ってるのに目が笑ってない。

涼「俺も分かるよな。山田涼介、涼介でいいから。女子力高いってよく言われるー」

へー、女子力…私とは大違いだ。

気付くと、皆の視線が私に集中してることに気付く。

…私もしなきゃいけない感じ…？

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