〜３８〜 ページ44
涼介side
あれから結局生徒会室には戻らず、そのまま家に帰った。
いつものようにパソコンと資料とにらめっこをする。
山田ひろ子、現在44歳。
６年間刑務所で過ごしていたが、脱獄し現在逃走中。
…日本の警察も無能だな。
今は裏社会のビジネスで、汚い金を稼いで過ごしているらしい。
懲りない奴だな、本当に。
そんなことを考えていたら、ピロン♪とケータイがなった。
『やっほ！今から会えないかな？
A』
そういえば、Aは俺の復讐のこと、聞いたのかな？
まぁ、『今から会えないかな』なんて普段なら来ないし、聞いたんだろうな。
『悪い、今日どうしても外せない用事があるんだ』
そう…今日はあいつの偵察に行こうと思っていたんだ。
今日を逃せば、次にいつ、どこに現れるか分からない。
再びピロン♪という音が響く。
『どこいくの？』
…彼女かよ。
Aからの連絡を無視して、俺は出掛ける準備を始めた。
今から行くところは危ないところ。
危険な仕事をしているやつがうじゃうじゃいる。
もしものときのために、偵察に行くときはいつも、俺より喧嘩が強い涼雅にバトンタッチしている。
それぞれの人格で共通していること…それは、母親への復讐心だから。
涼雅に向けて、小さなメモを書く。
今日も頼むぞ〜、涼雅。
そんな期待を抱きながら俺はピンを取り、記憶を手放す前に素早く分け目を変えた。
涼雅side
涼「…ってぇ……」
静かな部屋に、俺一人の声が響く。
倒れていた体を無理矢理起こすと、目の前の机にメモ書きが見えた。
『涼雅
〇〇に８時、あいつが来る。
また偵察、頼むな。
隣の手帳持ってっていいから、収穫した情報書いといて。
杉田さんが車で迎えに来る。よろしく！
涼介』
…着替えくらいしとけよ、めんどくせぇ。
心のなかで悪態をつきながら、着替えて手帳をポケットにいれる。
杉田は裏社会で働いている奴で、事情を話したら協力してくれることになった…らしい。
しかも、裏社会では珍しく優しい人で、お金もいらないって言ってくれたようだ。
『その代わり…ちゃんと殺せよ？』
前に呟かれた言葉を思い出す。
もちろん、そのつもりだ。
そんなこんなで７時になった。
涼「…そろそろか」
俺は最後に持ち物を確認して家を出た。
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楠木りずむ(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます！テストはもう忘れてしまいましょうー！！笑 (2016年6月1日 22時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 楠木りずむさん» いえいえ！いつも更新楽しみに待ってます！テストの結果がどうなるか・・・緊張しますね (2016年6月1日 22時) (レス) id: 2a004216ef (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - ゆんさん» 初テストですか！！それはそれは…私はいつもテストよりテスト返しが緊張します笑 変なところで切ってしまってすみません(^_^;)お話を考える時間がなくてですね…明日また更新しますので…！(￣ω￣;) (2016年6月1日 21時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 私の学校はテスト終わりました！初テストだったので凄く緊張・・・。てか、こんなところで切られたらめっちゃ続き気になっちゃいます笑 (2016年6月1日 21時) (レス) id: 2a004216ef (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 向日葵(*‘∀‘)さん» ありがとうございます！実は木曜日からテスト始まってるんです汗 お互い頑張りましょう(^_^;) (2016年5月22日 20時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楠木りずむ
| 作成日時：2016年5月4日 8時
