story 5 ーthe pastー ページ7
涼介side
伊野尾くんの隣を歩きながら、家までの帰路につく。
今、何時だろうとポケットに手を入れたけど……あぁ、俺携帯も置いてきちゃったんだっけと思い出した。
そのまま曲がり角を右に進めば、俺んちは見えてくる。
いつもの曲がり角を曲がった時……………目に飛び込んできたのは。
慧『………なに、あれ』
…………見たこともない、人だかり。
遠くからでも分かるのは……俺の家から……………黒い煙が、立っていること。
背中に嫌な汗が流れて、ドクドクと騒がしく脈立つ心臓に吐きそうになる。
……………足が、動いた。
涼『……A……？』
……気づけば足の回転は早くなって、伊野尾くんを置いて家の前まで全速力で走っていた。
近づけば近づくほど、真っ赤な炎が見える。
そしてそれは、確実に俺ん家からで。
野次馬をかき分けて、家に突っ走っていこうとする俺を…消防士の人が妨げてきた。
消『っやめなさい！！危ないから！！近づかないでください！！』
涼『Aっ…！！！妹が、妹がいるんだ！！三階の窓際っ、妹が残ってる！！！アイツは足が動かない！！！！』
赤々と燃える家に必死に手を伸ばすけど、全然届かなくて。
力いっぱい押しても、叶わなくて。
正面から来る熱気は半端じゃないし、勢いが強くてがっしりしてるホースの水ですら、チョロチョロと弱々しく見えた。
焦って、どうしようもなくて、もどかしくて、その気持ちが全部目から溢れ出てくる。
涼『自力で動けないんだ！！！自力で逃げられないんだっ！！！助けてやらなきゃ……！！Aを助けなきゃ！！！』
炎がまるで、俺を嘲笑うかのように勢いよくパチパチと燃える。
嫌だ、Aが死ぬ、そんなの嫌だ…！！！！
無我夢中で、背の高い鉄壁みたいな消防士さんの壁を越えようとするけど。
たとえ筋肉質でも普通より少し小柄な俺じゃ、全然ビクともしなくて。
それが悔しくて、辛くて、目の前にAがいるかもしれないのに見ているしかないなんて嫌で。
ポカポカポカポカ、何の罪もない消防士さんを叩いていた。
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はちみつ - 楠木りずむさん» 寂しくなるよね、、、ごめんね！ (2019年1月26日 7時) (
レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - はちみつさん» うわーーっそうなの！寂しくなるけど……また会えますように！(*>_<*) (2019年1月26日 7時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ - りずちゃん久しぶり！あのね、わたし占いツクール卒業します。だから、もう会えなくなるかも、、、時々顔出すかもしれないけど、、、その時は暖かく迎えてください。では、また会う日まで、、、さよなら！ (2019年1月25日 16時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - はちみつさん» もちろんです！お待ちしてます(*´∀｀) (2018年10月5日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 私はありたか寄りのall担です！プロフの方で友達申請してもいいですか？ (2018年10月5日 7時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
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