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story 5 ページ12

涼介side



…………Aは、優しい子だ。

俺は、あいつが大好きで。あいつも多分、俺のことが大好きだった。その自信はある。

けど、だからこそ……不安になった。
あいつは絶望しているんじゃないかと。信じていた兄に殺され、憎しみを抱いてるんじゃないかと。

………だけど。

光「Aちゃんはきっと、誰よりも山田が好きだったと思う。だからこそ山田には……笑っていて欲しいと思うんだ」

涼「………A……」

大「………山田とAちゃんって、気づいてないかもしれねぇけどすげぇ似てんだよ。だから…………Aちゃんもお前と同じように、責めてるかもしれないぞ?」

続けて口を開いた大ちゃんに、今度はそっちに視線を向けた。

大「私のせいでお兄ちゃんが自分を責めてる、って。辛い思いをしてるって」

涼「………違う…Aのせいじゃ、ない…………」

大「…うん、じゃあ見せてやろうよ。違うってところを、俺は元気にやってるよって、見せてやろう。それで……安心させてやろ?」

ふと周りを見れば、みんなが俺を見て……今までで一番、優しい表情をしていて。

涼「…………………うん」

あんなに渋っていたはずなのに………俺は、首を縦に振っていた。




圭「すっごい…いいところだね…!」

涼「……ん。A、自然好きだから」

慧「ほぁ、確かに山田んち、花とかいっぱいあったかもぉ」

……Aのお墓は、少し遠いけど、田舎の自然に囲まれた所にある。

電車で遥々やってきた俺達は、少し干からびたお墓を前に立ち止まった。

水をかけて拭いて、綺麗に雑草も抜いて、潤ったお墓に花を添える。

皆手伝おうとしてくれたけど………これは、俺がやってあげたかった。

そのあと皆で線香を分けて、そっとお墓の前に置く。

手を合わせて、俺は……Aに伝えたいことを、全部伝えた。



A…………お兄ちゃん、こんな素敵な仲間を持ったよ。
今日もまた、JUMPの皆が前を向かせてくれた。
大ちゃんの言うとおり、お前は俺を心配してるかな。
それとも……やっぱり恨んでるかな。
どちらにせよ、自分のことしか考えてなかった。こんなお兄ちゃんで……ごめんな。
それと…
今までで、後悔ばっかりで………お前に一番伝えたいこと、伝えられてなかった。


……………ありがとう、A。
お兄ちゃんはお前のこと………これからもずっと、大好きだからな。




まるでAが返事をしてくれたみたいに…優しい風が、そよそよと吹いた。

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はちみつ - 楠木りずむさん» 寂しくなるよね、、、ごめんね! (2019年1月26日 7時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - はちみつさん» うわーーっそうなの!寂しくなるけど……また会えますように!(*>_<*) (2019年1月26日 7時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ - りずちゃん久しぶり!あのね、わたし占いツクール卒業します。だから、もう会えなくなるかも、、、時々顔出すかもしれないけど、、、その時は暖かく迎えてください。では、また会う日まで、、、さよなら! (2019年1月25日 16時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - はちみつさん» もちろんです!お待ちしてます(*´∀`) (2018年10月5日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 私はありたか寄りのall担です!プロフの方で友達申請してもいいですか? (2018年10月5日 7時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木りずむ | 作者ホームページ:楠木りずむ  
作成日時:2018年8月18日 9時

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