story 5 ーthe pastー ページ2
涼介side
……衝突音が聞こえるまで……1秒もかからなかったと思う。
通行人の叫び声。
ニヤニヤしながら俺の横を通る、さっきの男。
車から降りて、あたふたと電話する男性。
血だらけで、ピクリとも動かないA。
涼「…A……」
足が、鉛のように重たくて…しっかりと前に進めない。フラフラする。
距離は遠くないはずなのに、Aのところまで歩くのには時間がかかった。
……近くまで行くと分かる、Aの辛そうな顔。
未だ流れ続ける血に、そんな血に混ざる…潰されたイチゴ。
涼「Aっ……A……っ…！」
真っ赤な地面に膝をついて、真っ赤なアイツを抱きしめた。
手なんかじゃ止まるはずないのに、流れ出てくる血をどうにかしたくて、お腹に手を添える。
俺に血がつくとか、人が見てるとか、男性が謝ってるとか、そんなの今はどうでも良くて。
しばらくそうしているうちに………救急車が、到着した。
医『………一命は、取り留めました』
…絶体絶命だと思われていたA。
………奇跡的に、命が助かった。
ホッとして、しすぎて、力が抜けて……医者の前で、ペタンと床に座る。
嬉しくて嬉しくて、また買い物できることが嬉しくて、またピアノを見られるのが嬉しくて、また甘えてもらえるのが嬉しくて………ポロポロと涙が零れた。
涼『っじゃあ……Aは、もう大丈夫なんだ……良かっ、た…っ……』
早くAの病室に行かなきゃ、もう目が覚めているかもしれない。
早く大ちゃんに知らせなきゃ、すごく心配してくれてた。
それからお隣さんにも、ピアノ教室の先生と友達にも。
学校の先生にも連絡して、それから仏壇にいる父さんと母さんにも報告しなきゃ…！
色んなことが頭に出てきて、それでもやっぱり一番はAで。
力が入らなかったはずの足が、Aのことになった途端に動くようになって、走ってAの病室に行く。
…………けど。
医『まだ話は終わってませんっ…！』
涼『…へ……』
追いかけてきた医者に手を引っ張られ、俺の足は再び止まった。
あまりにも勢いよく止めるもんだから、少し転びそうになったけど………
先生の顔は、嬉しそうでも安心してるようでもなくて……嫌な予感がした。
医『……命は助かりましたが…………山田Aさんは……＿＿＿＿』
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はちみつ - 楠木りずむさん» 寂しくなるよね、、、ごめんね！ (2019年1月26日 7時) (
レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - はちみつさん» うわーーっそうなの！寂しくなるけど……また会えますように！(*>_<*) (2019年1月26日 7時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ - りずちゃん久しぶり！あのね、わたし占いツクール卒業します。だから、もう会えなくなるかも、、、時々顔出すかもしれないけど、、、その時は暖かく迎えてください。では、また会う日まで、、、さよなら！ (2019年1月25日 16時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - はちみつさん» もちろんです！お待ちしてます(*´∀｀) (2018年10月5日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 私はありたか寄りのall担です！プロフの方で友達申請してもいいですか？ (2018年10月5日 7時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
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