story 5 ーthe pastー ページ1
涼介side
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……俺には、妹がいた。
天真爛漫で甘えん坊の、A。
あの頃は気にしなかったけど、今思えば少しブラコンかもと思うくらいに、彼女は甘えん坊で。
俺はちっちゃい頃から能力が使えていたけど……妹はそんなものを持たない、普通の可愛らしい女の子だった。
両親は、事故で2人とも死んじゃって……それからはコイツを、責任をもって育てていかなければならない…と決意して。
………その頃から、大ちゃんも俺ん家によく来るようになった。
今考えると、親がいなくなった俺らを心配して来てくれていたんだろう。
大『山田…お前、痩せた？大丈夫？』
涼『…平気』
そんな会話を…幾度と無く繰り返していた記憶がある。
……そんな妹は、ピアノが幼い頃から大好きだった。
通っていた教室でも、逸材だと褒められていたし。
お隣さんからも、時々聞こえてくる音色がとっても綺麗で癒されるわ、なんて言われていた。
コンクールにだって何回も優勝して……将来ピアニストになると言っていたAを、俺は全力で応援してた。
………でも……そんなAの夢を、壊す出来事が起こったんだ………
『お兄ちゃんっ！早く！』
涼『わーったわーった……』
ただスーパーに行くだけなのに、楽しそうに玄関を出ていくA。
季節は春。気候的には一番過ごしやすいけど……正直俺には、花粉のおかげで外に出るのが苦痛だ。
外に出ない訳にはいかない。夕飯が作れない。
涼『あ、イチゴ安い。食う？』
『食べる！』
ニコニコ笑うコイツを尻目に、あっという間に会計を済ませて。
今日の夜は焼肉だねなんて話しながら、いつも通りの道を歩いていた。
相当イチゴが楽しみなのか、イチゴのパックだけを持ってルンルンのA。
そんなAも、俺も、この車道沿いの道も……全部いつも通り。
………の、はずだった。
涼『……うわ…』
『…？どうしたの、お兄ちゃん』
涼『…あれ、あの前から来る人。多分能力者だ』
………なんとなく、分かった。
確証はなかった。感覚、だけ。
こちらを睨みつけるように歩いてくる男に、なんだか嫌な予感がして、Aの手を握ろうと買い物袋を反対の手に持ち替えた。
……その途端。
『きゃぁぁぁぁああっ！！！』
……俺の手は、Aの手を掴むことはなくて。
車道に吹っ飛ばされたAと、響くクラクションに……俺は、固まってしまった。
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はちみつ - 楠木りずむさん» 寂しくなるよね、、、ごめんね！ (2019年1月26日 7時) (
レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - はちみつさん» うわーーっそうなの！寂しくなるけど……また会えますように！(*>_<*) (2019年1月26日 7時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ - りずちゃん久しぶり！あのね、わたし占いツクール卒業します。だから、もう会えなくなるかも、、、時々顔出すかもしれないけど、、、その時は暖かく迎えてください。では、また会う日まで、、、さよなら！ (2019年1月25日 16時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - はちみつさん» もちろんです！お待ちしてます(*´∀｀) (2018年10月5日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 私はありたか寄りのall担です！プロフの方で友達申請してもいいですか？ (2018年10月5日 7時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
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