りょうすけせんせい ー2ndー

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涼介side


慧「ふぁぁぁ〜っ」

涼「ふぁ〜〜」

慧「ぱぁぁ〜〜」

涼「ぱぁ〜？？」

慧「…んふふ」

……なんだったんだろ…？

俺の前で、手をパタパタさせたりグーパーさせたりしながらよくわからない遊びをしていた慧くん。

へへへ、と笑ったあと、トコトコと大貴くんのもとへ駆けていく。

慧「だいちゃん！ふぁぁ〜っ」

大「あっ！ふぁぁぁ〜っ」

………とんでもなく可愛いけど、俺には入り込めません。

あーー、後世に残しておきたい可愛さ…なにこのふわふわの世界。

………あっちはあっちで、光くんお絵描き教室してるし。

こっちの方ではおりがみ教室してるし。

雄「せんせいいっぱいだねぇ」

涼「そうだねぇ」

目をキラキラさせながら、右往左往するのは雄也くん。

きょろきょろ見回してから、俺の方に来て。

雄「せんせが、いちばんっ！」

そう言って、ぎゅーっと抱きついてきた。

………ぐはっ！！！か"わ"い"い"！！！

ビデオカメラでも持ってくればよかったと思うレベル。………親バカならぬ、先生バカだ。

……あ、そうだ！！

涼「……皆、集まって〜！！」

…最高にいいこと、思い付いちゃったかも♪



宏「おてがみぃ…？」

涼「そう！大きくなった自分にね」

俺が考えたのは、未来の自分への手紙。

今ハマってる遊びとか、好きなこととかを自由に書いてもらう。

ビデオカメラはないけど、これなら大人になっても残しておけるし。

涼「書き終わったら、先生に渡してね？先生が、皆が大人になったときまでちゃんと持っておくからね！」

そう言えば、元気に返事をして黙々と手紙を書き始める皆。

あぁ……もうすでに、未来が楽しみだなぁ…




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今日だけは、自分のために、現実逃避として書かせていただきました。申し訳ありません。
どうか嘘でありますように…

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