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無理すんな 5 ページ5

大貴side


俺の気持ちを分かってるかのような山田の口調や言葉は、凄く安心できて。

あまり揺らさないように運んでくれてるのか、微かな振動しか感じなくて…それが逆にちょうどいい。

なんだか心地よくて自然と瞼が下りてくる……やべ、寝る……

涼「…ん、寝れるなら寝てていいよ?」

不意に、俺の方を見た山田。

半分下がってきた瞼の隙間から、いつもより優しい笑顔でそう言われ、我慢できずに目を閉じた。




……鼻を掠める、いい香り。

どこか見たことのある天井。

俺がいるところの近くにある窓を見ると、もう外は暗くなっていた。

大「んんっ…」

少し声をあげて、体を起こす。

………あぁ、山田んちか。

体はさっきよりも全然軽く、あれだけ不快だったダルさも、もうほとんどない。

涼「あ、大ちゃん起きたー?」

台所から、俺がいるドアが開いた寝室を覗いてくる山田。

なんか、旦那に声をかけてる嫁みたい…山田はきっといい奥さんになるなぁ。

…キモいな、俺。

ベッドから下りてリビングに向かうと、いい香りがより強くなった。

涼「え、もう起きて平気なの?」

大「うん、なんかもう全然調子いいわ」

この短時間で治すなんて…さすが俺!!

…なんてな。全部、山田のおかげだよ。

恥ずかしいから、こんなこと言えないけど。

涼「うどん作ったけど、食う?」

大「えっ、食べる食べる!腹減った!」

涼「良くなった途端その食い意地かよ」

呆れたように笑う山田に、別にいいだろ!と返してテーブルに座る。

運ばれてきたのは、湯気が立ち込める美味しそうなうどん。

涼「熱いから気を付けろよ〜」

そう言う山田はまた慌ただしく台所に戻って、食器洗いを始める。

…今回は、マジで世話になりっぱなしだわ。

本当は俺の方が年上なのにな。

大「…さんきゅ」

涼「え?なに?」

大「や、なんでもねーよ!」

つるつるっとうどんを啜ると、温かくて優しい味がした。





ーーーーーーーーーーーーー
遅くなりました〜!!
書ききれて良かった…!
次もリクエストの予定ですので、お楽しみに♪

助けてあげる (ちゃーちゃんさんリク)→←無理すんな 4



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楠木りずむ(プロフ) - いちごみるくさん» すみません、冒頭にも書いているのですが、もうリクエストは締め切ってしまってるんです…!申し訳ありません!リクエストありがとうございました(;_;) (2017年11月2日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 優さん» 遅くなってすみません(´;ω;`)実はもう、リクエストは締め切ってしまってるんです…本当に申し訳ありません!!わざわざリクエストありがとうございました!! (2017年11月2日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
- リクで知念君が偏頭痛で倒れちゃうのが見たいです。 (2017年10月26日 21時) (レス) id: 13a9f2ae49 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - さんか☆さん» どんどんしてください笑 そうねぇ…読者様には申し訳ないけど(;-;)ありがとう!! (2017年10月3日 6時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
さんか☆(プロフ) - どんどんしていいという許可を頂きましたから!笑 いや、充分すぎるよ!書ける時、書きたい時に書くのが1番!ちょっと現実逃避したくなった時とかね…?笑(テストとかその他もろもろ笑) (2017年10月1日 16時) (レス) id: 539bd24262 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木りずむ | 作者ホームページ:楠木りずむ  
作成日時:2017年7月15日 23時

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