お互いに ４ ページ30
圭人side
『来い』
二文字。
たったそれだけのメッセージに、思わず吹き出した。
……山ちゃん、簡潔すぎ。
まぁそんなの珍しいことじゃないから、ささっと準備をする。
こんな昼間に来いなんて、家にいるのかな？と思いGPSを確認すれば、予想通り山ちゃん家をさしていて。
どうしたんだろう。暇なのかな、それともご飯かな。
そういえば今日、山ちゃんたちスクール革命の収録じゃないの？もう終わったのかな。
そんなことを考えながら外に出れば、再びなった通知音。
『マスク』
……え、おつかい…？
にしても、いつもより簡潔すぎやしないか。
とりあえずマスク買っていくか…
…なんとなく、嫌な予感がする。
胸騒ぎっていうか、なんていうか…
いつの間にか俺は、近くのコンビニまで走り出していた。
ピーンポーン…
もう何度も来たことのある、山ちゃんの家。
聞きなれたチャイム音には、誰も答えてくれなかった。
ざわざわと、胸が嫌な感覚を残していく。
ピロン、と俺の心情に不釣り合いな軽快な音にスマホを見れば、『開いてる』とだけメッセージが来てて。
開いてるって…芸能人だよ、不用心すぎるよ。
……いつもはこんなこと、絶対ないじゃん。
それに、インターホンに出られない状況って……
異常な事態ということは確か。
急いで扉を開けて、リビングに走る。
圭「山ちゃんっ！？」
…いない。
ふと、不自然にドアが開いているのが目に見えた。
「……ゲホッ……おえっ…うぇぇ……っ」
そして微かに聞こえる、えずく声。
持っていた荷物も全部床に落として、慌てて洗面所のドアを開けた。
圭「山ちゃん！」
涼「うぇっ……はぁ…っ、けいと…」
顔面蒼白、お化けみたいな顔をしている山ちゃんは、目を潤ませながら水道に結構戻しちゃってて。
圭「どうしたのこれ…！」
涼「け、と……ますく…したら絶対外すなよ…」
……俺が買ったマスクは、俺が付けるためのマスクだったのか…
もしかして、胃腸炎とか…？
リビングに置いてきてしまったマスクを取りに行こうと、洗面所を出ていこうとした時。
未だしんどそうな山ちゃんに、弱々しく腕を掴まれた。
圭「山ちゃん…？」
涼「…っトイレに、知念が……俺、移しちゃったかも…っ…」
……知念…！？
圭「…分かった。山ちゃん、しばらくここで頑張れる？」
知念の様子を見に行かなきゃ、と思い声をかければ、ゆっくり頷いた山ちゃん。
マスクをつけ、急いでトイレに向かった。
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楠木りずむ(プロフ) - いちごみるくさん» すみません、冒頭にも書いているのですが、もうリクエストは締め切ってしまってるんです…！申し訳ありません！リクエストありがとうございました(；＿；) (2017年11月2日 22時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 優さん» 遅くなってすみません(´；ω；｀)実はもう、リクエストは締め切ってしまってるんです…本当に申し訳ありません！！わざわざリクエストありがとうございました！！ (2017年11月2日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
優 - リクで知念君が偏頭痛で倒れちゃうのが見たいです。 (2017年10月26日 21時) (レス) id: 13a9f2ae49 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - さんか☆さん» どんどんしてください笑 そうねぇ…読者様には申し訳ないけど(;-;)ありがとう！！ (2017年10月3日 6時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
さんか☆(プロフ) - どんどんしていいという許可を頂きましたから！笑 いや、充分すぎるよ！書ける時、書きたい時に書くのが1番！ちょっと現実逃避したくなった時とかね…？笑(テストとかその他もろもろ笑) (2017年10月1日 16時) (レス) id: 539bd24262 (このIDを非表示/違反報告)
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