眠れぬ夜 ４ ページ21
宏太side
光「俺、水もらってくるわ」
宏「よろしく。涼介ー？苦しいことするよ？辛かったら辛いって言っていいからね」
トイレについて座り込んだ涼介にそう声をかけると、小さいながらもコクっと頷いてくれた。
すぐに光が戻ってきて、持ってきた水を涼介の口に持っていく。
宏「ごめんなぁ、手入れるよー…？」
涼「んぅー…ふぇっ…」
目が少しとろーんとしてる涼介は、入れようとした俺の手を拒んで口を結ぶ。
光「…山田？大丈夫だよ〜？出しちゃえばすぐ終わっちゃうよ？」
宏「怖くなっちゃったかな？」
無言で俺の胸にスリスリと頭を擦りつける涼介は、いつもよりふわふわしてる感じがする。
早く吐かせないと、手遅れになっちゃう…
光「山田。薮も俺も、山田に元気になってほしいんだ。口、開けてくれる？」
宏「すぐ終わらせよう、な？」
ポロポロと涙を溢すけど、俺らの言葉に少しだけ口を開いた山田。
その小さな隙間に2本の指を滑り込ませ、俺は喉の奥を刺激する…
涼「っ……うっ……おぇぇ…っ…うえっ…ゲッホ……おえぇっ」
すぐにえずいて、胃の中のものが出てきた。
………なんとか間に合ったみたい…
涼「ゲホッ……ひか、く……いーよ、戻って…」
辛そうにしながら絞り出したように言った山田の言葉にチラリと光を見ると、背中は擦ってるけど目は背けてて。
あぁ…光、こういうの苦手だもんな…
でもなんでこういうときに、人の心配するかなぁこいつは…
宏「………光、楽屋に多分知念が戻ってると思うからさ。知念見といてやってよ」
光「…え、でも」
宏「涼介が薬飲んでるの、直接見たの知念だけで心細いだろうし、混乱もしてるだろうからさ」
俺の言葉に少し考えてから、分かったと呟いてトイレから離れる光。
その間、なおも涼介は吐き続けてて。
涼「うぇ…っ……はぁっ……」
宏「……よし、落ち着いたかな？」
ようやく落ち着いてきた頃には、疲れたのか俺の方に体重を寄せていた。
宏「頑張ったな〜！辛いことしてごめんな？」
涼「…んーん…………っ…ふぇぇ、やぶちゃ…っ」
辛さから解放された安心感か、それともこれからの不安か…
分からないけど、涼介は俺に抱きついて、ぐすぐすと泣きじゃくった。
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楠木りずむ(プロフ) - いちごみるくさん» すみません、冒頭にも書いているのですが、もうリクエストは締め切ってしまってるんです…！申し訳ありません！リクエストありがとうございました(；＿；) (2017年11月2日 22時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 優さん» 遅くなってすみません(´；ω；｀)実はもう、リクエストは締め切ってしまってるんです…本当に申し訳ありません！！わざわざリクエストありがとうございました！！ (2017年11月2日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
優 - リクで知念君が偏頭痛で倒れちゃうのが見たいです。 (2017年10月26日 21時) (レス) id: 13a9f2ae49 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - さんか☆さん» どんどんしてください笑 そうねぇ…読者様には申し訳ないけど(;-;)ありがとう！！ (2017年10月3日 6時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
さんか☆(プロフ) - どんどんしていいという許可を頂きましたから！笑 いや、充分すぎるよ！書ける時、書きたい時に書くのが1番！ちょっと現実逃避したくなった時とかね…？笑(テストとかその他もろもろ笑) (2017年10月1日 16時) (レス) id: 539bd24262 (このIDを非表示/違反報告)
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