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眠れぬ夜 (伊野尾ひめかさんリク) ページ17

涼介side


大「やーまだっ!おはよ」

涼「あぁ……おはよ、大ちゃん」

楽屋までの廊下をダラダラと歩いてる時に聞こえた、大きな声。

ポンッと肩に乗った大ちゃんの手に少しビックリしたけど、それでも俺の眠気は覚めなくて。

大「なーに、お疲れなの?まだ昼なのに眠そうな顔しちゃって」

涼「んー…まぁね…」

仕事は今とりあえずひと段落付いてて、OFFも前より少し増えたかな、って感じ。

だから、休める時には休むようにしてるんだけど…

眠くて眠くて、眠りについても起きるのはその30分後。

寝付きも遅くて、寝起きも早い。

何故だかここのところ眠りにつけない俺は、1週間前くらいからとうとう市販の睡眠薬を飲み始めたんだけど…

最近はそれさえも効かなくて、気づけば薬の量が増えてて。

そうなると眠気に続いて怠さも出てくるわけで…

大「隈、すごいよ?」

涼「んぅー…」

大ちゃんの問いかけにも、適当にしか答えられない。

涼「楽屋行ったら寝かせて…」

大「おう。休みな休みな」

なんて話してる間に、もう楽屋の前。

中からガヤガヤ聞こえるから、多分もう集まってるんだろう。

………てかよく考えたら、遅刻魔の大ちゃんと同じ時間って…もしかして遅い?

いつもより重たく感じるドアを開けると…まだ来ていないメンバーも、チラホラいた。

良かった、遅刻じゃないみたい…

侑「あ、涼介……と、大貴!?」

光「大ちゃん!?」

圭「大ちゃん!?」

大「うるさいわ!たまには俺だって早く来るわ!」

俺の後ろから入ってきた大ちゃんの姿に、皆が目を丸くして集まってくる。

宏「たまにじゃなくて、いつも早く来いよ」

大「はーい…」

いつもなら話に入る俺だけど、俺の頭の中は“寝たい”の気持ちだけ。

皆の間を抜けてソファにドカッと横になると、すぐに瞼は重くなる。

侑「あれ、涼介寝るのー?」

大「あ、寝かせてやって。疲れてるみたい」

そんな声を遠くに聞きながら、俺は夢の世界に吸い込まれるように眠りについた。

眠れぬ夜 2→←作者です…!!



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楠木りずむ(プロフ) - いちごみるくさん» すみません、冒頭にも書いているのですが、もうリクエストは締め切ってしまってるんです…!申し訳ありません!リクエストありがとうございました(;_;) (2017年11月2日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 優さん» 遅くなってすみません(´;ω;`)実はもう、リクエストは締め切ってしまってるんです…本当に申し訳ありません!!わざわざリクエストありがとうございました!! (2017年11月2日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
- リクで知念君が偏頭痛で倒れちゃうのが見たいです。 (2017年10月26日 21時) (レス) id: 13a9f2ae49 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - さんか☆さん» どんどんしてください笑 そうねぇ…読者様には申し訳ないけど(;-;)ありがとう!! (2017年10月3日 6時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
さんか☆(プロフ) - どんどんしていいという許可を頂きましたから!笑 いや、充分すぎるよ!書ける時、書きたい時に書くのが1番!ちょっと現実逃避したくなった時とかね…?笑(テストとかその他もろもろ笑) (2017年10月1日 16時) (レス) id: 539bd24262 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木りずむ | 作者ホームページ:楠木りずむ  
作成日時:2017年7月15日 23時

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