一致団結 ７ ページ15
慧side
あれからすぐに山田の家に移動し、素早く布団に寝かせた。
涼「知念、冷蔵庫にゼリーとかあるだろうから、必要そうなの持ってきて」
圭「タオル変えた方がいいよね？冷やしてくる」
大「洗面器とかも念のため持ってきたー」
本当は病院行きたかったんだけど、あいにく今日は日曜日。
看病なんてあんまりしたこと無かったけど、皆で慣れないながらも出来ることをやっていた。
侑「……走らせなければ良かったね…」
突如、知念のいつもより弱々しい声が耳に入ってみてみると、裕翔と雄也となにやら話していて。
雄「無理にでも、やめさせとけば良かったかなぁ…」
裕「そしたらこんなに熱も上がってなかっただろうし…」
この会話に参加していない大ちゃん達も、少し落ち込み気味で。
…全くもう、この子達はー…！
慧「もう皆、今更そんなに落ち込んだって何にもならないでしょ？皆だって二人の立場だったら、絶対休まないでしょ」
シュン…と、耳の下がった犬みたいな顔をしてやぶひかを見つめる皆。
慧「確かに、無理はさせたくなかったよ？だけど、もしあそこでやめさせてたら…この二人が後悔するんだよ」
未だに息が荒く、辛そうな表情で眠る二人。
まぁ、これ見てたら不安にもなるし後悔もしちゃうのは分かるけど…
慧「今俺らが出来るのは、頑張った二人を精一杯看病すること！でしょ？」
涼「………うん…そう、だね。早く治してあげないと」
俺の言葉に、頷きながら呟いた山田。
その顔に、さっきの後悔は感じられなくて。
大「…よぉし、それじゃあ皆で、全力で看病するぞー！！」
圭「ちょ、二人とも起きちゃうから！」
………とりあえず良かった…少し和んだみたい。
さっきのどんよりした空気は少し軽くなり、笑顔も少しだけ戻った。
…ほら二人とも、皆待ってるよー…？
早く良くなってくれー……
慧「光？ゼリー一口でもいいから食べた方がいーよ。薬飲めないから」
光「ん…っ、あぁ……」
最初はもはや、意識が飛んじゃうんじゃねぇかってくらいヤバそうだった二人だけど…
俺らの看病の甲斐あってか、一時間して少しずつ熱が下がってきた。
良かった〜…死んじゃうかと思ったよ……
それから仕事もある人もいたけど、少しでも空いた時間に皆が二人のもとへ行って。
4日後、無事二人とも元気になりました♪
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 969人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
楠木りずむ(プロフ) - いちごみるくさん» すみません、冒頭にも書いているのですが、もうリクエストは締め切ってしまってるんです…！申し訳ありません！リクエストありがとうございました(；＿；) (2017年11月2日 22時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 優さん» 遅くなってすみません(´；ω；｀)実はもう、リクエストは締め切ってしまってるんです…本当に申し訳ありません！！わざわざリクエストありがとうございました！！ (2017年11月2日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
優 - リクで知念君が偏頭痛で倒れちゃうのが見たいです。 (2017年10月26日 21時) (レス) id: 13a9f2ae49 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - さんか☆さん» どんどんしてください笑 そうねぇ…読者様には申し訳ないけど(;-;)ありがとう！！ (2017年10月3日 6時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
さんか☆(プロフ) - どんどんしていいという許可を頂きましたから！笑 いや、充分すぎるよ！書ける時、書きたい時に書くのが1番！ちょっと現実逃避したくなった時とかね…？笑(テストとかその他もろもろ笑) (2017年10月1日 16時) (レス) id: 539bd24262 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
