story３ ページ3
侑李side
医「最善を尽くしましたが…」
涼介母「っ…そんな…っ！」
…なんで。
目の前には、ベッドのようなものの上に横たわる、涼介。
さっきまであんなに笑顔で話してた…なのに。
今僕の目の前にいる涼介は、血の気のない顔で眠っているだけ。
……なにしてるの…？
またいつもみたいにふざけて、起き上がってヘラヘラするんじゃないの？
ドッキリとか言って、皆を笑わすんじゃないの？
…なんで…？
医「頭の打ち所が悪く、即死だったようで…」
そ、くし？
…死…？
なに、それ。
涼介が…死んだ…？
侑「そんなわけ…ない…」
侑李母「…侑李…？」
目の前の涼介に、ゆっくり歩み寄る。
侑「そんなわけないよ…ついさっきまで一緒にいたもん…！いつもみたいに話してたもん…！！今まで、ずっと一緒にいたんだもん…っ！！」
侑李母「っやめなさい侑李…！」
視界は涙で歪んでいて。
それでも、涼介の姿ははっきり見えた。
涼介の手を握ると、あの筋肉質な腕が、だらんと力なく僕の手に触れて。
さっきまで暖かかった手は、ありえないくらいに冷たかった。
…昔から、ずっと一緒にいたのに。
何をするのも、僕たちでふたりでやってたのに。
涼介は、たくさんの人に愛されてるのに。
なんで…
なんで誰よりも先に、いなくなるの…？
僕には涼介が必要だった。
涼介にも僕が必要だった。
このまま一生、離れるのなんて無理だって思ってた。
侑「涼介っ…！明日も帰るって約束したじゃん！！涼介！！！」
僕が、いくら叫んでも。
いくら涼介の頬に涙を溢しても。
…もちろん、涼介は目を開けてくれなかった。
もっと、笑顔を見たかった。
一緒に笑いあいたかった。
いつもみたいなくだらない会話をしたかった。
これからも一緒にいるのが、当たり前だって思ってた。
…ありがとうも、何も言えないまま…涼介は、天国へ旅立った。
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楠木りずむ(プロフ) - 全然大丈夫ですよ〜(*´▽｀*)嬉しいです！ありがとうございます！！ (2017年7月18日 22時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾慧#うえまー(プロフ) - 遅いんですけど、感動しました！(^O^) (2017年7月18日 18時) (携帯から) (レス) id: 63bba7a27a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 山田Loveさん» そう言って頂けて嬉しいです！ありがとうございます♪ (2017年4月1日 10時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
山田Love - 涼介が生きて終わってよかった〜。 ちぃの素直さ可愛い (2017年3月30日 19時) (レス) id: 938a3d3741 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 僕ちゃんさん» ありがとうございます！読んでいただき感謝です(*^^*) (2017年3月6日 20時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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