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story17 ページ20

侑李side


侑「っ…戻った…?」

また…教室。

…どういうこと?

今回は、いつもと違かった。

公園で電話がきて、そのまま…

侑「なんで…」

…もしかして…タイムリミットが近づいてるのかな…?

必ず時間が戻るとは、限らない。

これを繰り返していたら、今回みたいに徐々に時間が減って…そしたら僕は涼介を、助けられずに終わる。

…そんなの、嫌に決まってる。

これじゃあ間に合わない。直感的にそう思った。

侑「どうすればいいの…っ」

気持ちと頭がついていかなくて、手段が分からなくて。

イライラして、机をバンッと叩く。

何が正解なのか。

何をすればいいのか。

涼介を助ける方法なんて…本当にあるのか。

机に額をつけてうなだれた…その時。

…声が、聞こえた。

どこから聞こえてるのかは分からない。

教室全体に響いてこだまする。

侑「誰…っ?」

顔をあげてキョロキョロ見回すけど、もちろん誰もいなくて。

『………が……………にな……』

なんて言ってるの…?

人間じゃない…気がする。透き通るような声。

『あなたが……』

耳に神経を集中させて、何者かも分からないその声を聞き取る。

普通ならこんな真剣にならないかもしれないけど…僕はその言葉に、頼らなければならない。
そんな気がした。

『……素直に、なれば…』

…素直…?

僕はいつも、割りと素直な気がするけど…

侑「…どういうこと、ですか…?」

その質問に、返事はなくて。

僕は一人ポツンと、教室に佇んでいた。

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楠木りずむ(プロフ) - 全然大丈夫ですよ〜(*´▽`*)嬉しいです!ありがとうございます!! (2017年7月18日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾慧#うえまー(プロフ) - 遅いんですけど、感動しました!(^O^) (2017年7月18日 18時) (携帯から) (レス) id: 63bba7a27a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 山田Loveさん» そう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます♪ (2017年4月1日 10時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
山田Love - 涼介が生きて終わってよかった〜。  ちぃの素直さ可愛い (2017年3月30日 19時) (レス) id: 938a3d3741 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 僕ちゃんさん» ありがとうございます!読んでいただき感謝です(*^^*) (2017年3月6日 20時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木りずむ | 作者ホームページ:楠木りずむ  
作成日時:2016年11月10日 20時

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