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story14 ページ17

侑李side


気づくとそこは…予想通り、教室。

侑「…今度こそ」

今度は絶対、助けて見せる。

絶対に死なせない、絶対に見捨てない。

きっとまた、七時半頃にあそこで会うんだろう。

侑「全て話すしか、ないかな……」

信じてもらえるなんて分からない。

というか、普通だったらこんな話信じないよね。

同じ時間が繰り返されるなんて。

そうなったら、信じてもらえるまで僕が話続ければいい。

このときはそう、軽く考えていた。



涼「…知念ー?」

夜、七時半。

公園の横で後ろを振り向けば、やはり涼介が走ってきて。

もはや見慣れた光景となりつつあるその姿に、にこりと笑いかける。

涼「とーちゃーくっ!…知念、なんで今日こんな遅いの?」

侑「…んー…っとね、涼介」

鼓動が早まり、今になって、この非現実的な告白をすることに緊張する。

電話もずっと無言だったしー、と拗ねたように言う涼介を、横目でチラリと見る。

落ち着け、僕。

涼介を助けるって決めたじゃないか。

ピタリと立ち止まる僕に気付いて、涼介も数メートル先で立ち止まる。

侑「…ちょっと、話したいことがあって」

涼「話したいこと?」

キョトンとした顔で聞き返してきた涼介。

無理もない。僕がこんなことを言うなんて、はじめてに等しいんだから。

涼「なに?珍しいね、知念から話があるなんて」

侑「まぁね…ちょっと、座らない?」

公園のベンチを指差して微笑めば、不思議そうな顔をしながらも頷いてくれた涼介。

…よし…頑張らなきゃ。

ふぅ、と息を吐いて、僕らは公園に入っていった。

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楠木りずむ(プロフ) - 全然大丈夫ですよ〜(*´▽`*)嬉しいです!ありがとうございます!! (2017年7月18日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾慧#うえまー(プロフ) - 遅いんですけど、感動しました!(^O^) (2017年7月18日 18時) (携帯から) (レス) id: 63bba7a27a (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 山田Loveさん» そう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます♪ (2017年4月1日 10時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
山田Love - 涼介が生きて終わってよかった〜。  ちぃの素直さ可愛い (2017年3月30日 19時) (レス) id: 938a3d3741 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 僕ちゃんさん» ありがとうございます!読んでいただき感謝です(*^^*) (2017年3月6日 20時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木りずむ | 作者ホームページ:楠木りずむ  
作成日時:2016年11月10日 20時

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