朝食 ページ10
慧side
[戦闘服:しなやかな素材でとても動きやすい。肌触りも良い最高素材。汗をかいても風を通すので、バテにくい]
[無線機:任務が入ったときに伝える無線機。付属のヘッドフォンではお互い連絡を直接取ることができ、１対１と連絡、全員で連絡の二つで設定できる。左目のレンズで任務の細かい情報が送られてきたり、お互いメッセージでのやり取りが出来たりする]
涼「ふーん…」
まじまじと見ていた山田が、無表情のままそう言った。
光「まっ、とりあえず飯！食おーぜー」
いつのまにか準備していたらしい、八乙女がそう声をかけ朝食を並べていく。
侑「…ひか」
光「え…？ひか？」
侑「ん、ひか。僕もやる」
可愛らしい知念が、そういって一緒に並べていく。
ひか、だって。可愛い。
八乙女も照れてるし。
並べられた料理は、どれも彩りが鮮やかで。
朝はいつも白米だけだったから、ちょっとテンションが上がった。
…パンだったけど。
テーブルから戦闘服などをどかして、席について。
小学生みたいに、いただきます、と声を合わせて言った。
宏「んー、上手い！」
裕「美味しい〜」
光「それは良かった」
前の寮では、各自でご飯を準備する感じだったから、誰かとご飯なんて久しぶりで楽しかった。
皆もそうだったみたいで、和やかな空気のまま皆は朝食を口に運ぶ。
そんなとき。
圭「山ちゃん、マヨネーズついてるよ」
ブロッコリーを食べていた山田の口の端に、ちょこっとついたマヨネーズ。
それを取ってあげようと、岡本が人差し指を山田に向け、近づけていった…その時だった。
…パシッ！
山田が…なぜか岡本の手を、思いっきり叩いた。
圭「えっ…？」
涼「…っ」
この場にいる皆が、目を見開いて固まった。
泣きそうな顔で手を引っ込める、岡本。
大「ちょっ…山田、それはないだろっ」
そう注意された山田、本人も…なんだか、放心状態で。
涼「ごっ……ごめ…っ」
無表情だった顔が、慌てたような、焦ったような顔になった。
山田自身が…なぜか、軽いパニックを起こしていて。
侑「涼介。大丈夫だよ…」
知念は慣れたように涼介をなだめながら、端についているマヨネーズを拭った。
落ち着きを取り戻した山田。
もう一度、岡本を見て。
涼「ほんと…ごめん」
圭「ううん、大丈夫だよ？」
岡本は、さっきとは違う優しそうな笑みを向けていた。
…きっと…何か、事情があるんだろうな…
山田をぼーっと見つめながら、俺はそう思った。
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楠木りずむ(プロフ) - 山田LOVE子さん» ありがとうございます♪この作品はpart3まで続いており、予想外のラストになってる(なってるか…？)ので、最後までお楽しみください！(*´ω`*) (2018年8月1日 14時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
山田LOVE子 - 山ちゃんの過去を知ったメンバーがこれから山ちゃんを支えていこうという感じが出てていいな〜と思いました。 (2018年8月1日 14時) (レス) id: 07c5fefbe8 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - あまりにも放置しているのでコメ欄失礼しますm(__)m更新なかなか出来ずすみません！今日から４日間テストです…(;つД｀)テストが終わったら更新しますので、待っててくれると嬉しいです！ (2016年10月18日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - Y.R凉介さん» 短編の方でもコメントしてくれましたよね！レスできなくてすみません(;_;)ありがとうございます♪よろしくお願いします(*^^*) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Y.R凉介 - Hey！Say！JUMP大好き人間からY.R凉介に変わりました。これからもコメントたくさんしますね♪ (2016年10月9日 22時) (レス) id: a8b917c0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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