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涼介side
次に目が覚めたのは…知らない部屋。
白い天井とともに、視界の端には小さな男の子が泣いているのが見えて。
むくりと起き上がると、その子は俺に気づいて…いきなり、抱き締めてきた。
なんでここにいるのかも分からなくて混乱していたけど、その温もりで、あの二人に抱き締められたときの感覚を思い出して。
寝起きで忘れていた出来事を一気にフラッシュバックした。
涼「ぼく…」
？「…きいたのっ…やまだくんの今までのこと…っ、つらかったよね？ごめん、ぼくが泣いちゃって」
途切れ途切れに泣きながらそう言う、男の子。
あぁ、僕のことで泣いてくれてるんだ…
誰だかわからないけど、俺より小さい体の彼はなぜだか安心感があって。
？「ないて、いいよ…っ、つらいもんね、すきなだけ泣いて…？初対面で、こんなこというのおかしいけどっ…ぼくはやまだくんから、はなれたりしない…」
その言葉を聞いた途端、糸がぷつりと切れるように、目から涙が溢れ出した。
？「ぼくのまえでは、がまんしないでねっ…」
そう言われて、思わず俺は声をあげて泣いた。
涼「くっ…ふぇ…うわぁぁぁぁ…！」
しばらくして、ようやく落ち着いて。
？「ぼくのなまえは、知念侑李。やまだくんのことは…このてがみで知ったの」
知念、と名乗った少年がぴらっと俺に見せたのは、
[やまだりょうすけ。おやはＪによって殺された。めのまえで殺害されたため、せいしん的ショックのかのうせい]
ひらがな多めでそう書かれていて。
侑「…できるだけで、いいから…いままでのこと、はなしてくれる…？」
なぜだか、知念のことは信用できて。
あの短い手紙で泣いてくれた子だ。きっと、とても優しい子だろう。
それに、この子は…言ってくれた。俺から離れたりしないって。
だから…俺は、今まであったことを、全て話した。
その時が、最後だった。
人に、感情を見せたのは。
他人とたくさん話すのは。
俺はこの日から人を信じられなくなった。
またＪみたいに裏切るに決まってる…そう思ってしまうんだ。
知念には、少しだけ気を許せるけど。
それから、あの時のことを少しでも思い出す度に、激しい頭痛がするようになった。
そして殺し屋には致命的な、先端恐怖症もどんどん悪化していった。
それでも、俺が殺し屋を続けるのは。
ただ一人…Ｊを、殺すためだ…
楠木です！！
お待たせしました！！！
やっと公開！遅れてすみませんでした…m(__)m
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楠木りずむ(プロフ) - 山田LOVE子さん» ありがとうございます♪この作品はpart3まで続いており、予想外のラストになってる(なってるか…？)ので、最後までお楽しみください！(*´ω`*) (2018年8月1日 14時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
山田LOVE子 - 山ちゃんの過去を知ったメンバーがこれから山ちゃんを支えていこうという感じが出てていいな〜と思いました。 (2018年8月1日 14時) (レス) id: 07c5fefbe8 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - あまりにも放置しているのでコメ欄失礼しますm(__)m更新なかなか出来ずすみません！今日から４日間テストです…(;つД｀)テストが終わったら更新しますので、待っててくれると嬉しいです！ (2016年10月18日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - Y.R凉介さん» 短編の方でもコメントしてくれましたよね！レスできなくてすみません(;_;)ありがとうございます♪よろしくお願いします(*^^*) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Y.R凉介 - Hey！Say！JUMP大好き人間からY.R凉介に変わりました。これからもコメントたくさんしますね♪ (2016年10月9日 22時) (レス) id: a8b917c0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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