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涼介side
涼「…父さん…？母さん…？」
母「涼介…」
何故だか分からないけど、父さんと母さんの顔は、涙で濡れていて。
それでも俺は、二人に会えたことが嬉しくて安心して、涙をポロポロとこぼした。
涼「うっ…ヒック…うぇ〜…！」
手を伸ばしたいけど、結んである縄によってそれを阻まれる。
だから少しでも近づくように、ジタバタしながらもがいた。
…けどそれは、二人と一緒にきた男によって止められる。
この男を、幼い俺は知っていた。
よく家に遊びに来て、父さんたちをよく慕っていて…いつも俺に、得意気に父さんたちのカッコいいところを俺に教えてくれた人…
？「…」
男の手には…ナイフ。
再び、恐怖が押し寄せてきた。
…大丈夫。今は父さんも母さんもいるじゃないか。
涼「父さん…母さん…！」
そう。
今は、父さんも母さんもいる。
二人は俺と違って、縄で結ばれていることもない。
…なのに……
なのになんで、助けてくれないの…？
近寄ってきてくれないの…？
いつもの笑顔で、涼介って言ってもらいたいのに…父さんたちの顔は、悲しそうに眉を下げながら涙を流していた。
涼「どうしてっ…泣いてるの…っ？」
自分も泣いてるのに、そう必死で声に出した。
父「…っ…涼介…ごめんな？もう…お前のそばには、いられないみたいだ…理由は、言えないけど…お前は…っ、一人で生きていかなければならないんだ…」
…え？
涙ながらに、そう言った父さん。
突然言われたことに、頭がついていかなくて。
父さんの言葉で唯一理解できた内容は…一緒に過ごせなくなる、ということ。
涼「…やだぁぁぁ！一緒にっ、いるのぉぉぉ！！」
そうと分かった途端にさらに涙が溢れだし、ポタポタ垂れる涙が、コンクリートの地面を濡らしていく。
母「本当に、ごめんなさい…私も、涼介とずーっと一緒に、いたかったのよ…？だけど…それはもう、許されないの…っ…お母さんたちはね、涼介に、最後の…っ最後のお別れをするために、ここに来たのよ…」
なんで…そんなこというの…？
本当に…
本当に、最後…？
なんでよ…
もっと、一緒にいたいのに。
話したいのに。
笑い合いたいのに。
どうしてこうなった？
何があった？
何で自分はここにいる？
何で二人もここにきた？
解けない謎、止まらない涙、絶望感。
縄で動けず、寝そべっている状態の俺に、二人は近づいてしゃがんだ。
そして、優しく頭を撫でながら、口を開いた…
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楠木りずむ(プロフ) - 山田LOVE子さん» ありがとうございます♪この作品はpart3まで続いており、予想外のラストになってる(なってるか…？)ので、最後までお楽しみください！(*´ω`*) (2018年8月1日 14時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
山田LOVE子 - 山ちゃんの過去を知ったメンバーがこれから山ちゃんを支えていこうという感じが出てていいな〜と思いました。 (2018年8月1日 14時) (レス) id: 07c5fefbe8 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - あまりにも放置しているのでコメ欄失礼しますm(__)m更新なかなか出来ずすみません！今日から４日間テストです…(;つД｀)テストが終わったら更新しますので、待っててくれると嬉しいです！ (2016年10月18日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - Y.R凉介さん» 短編の方でもコメントしてくれましたよね！レスできなくてすみません(;_;)ありがとうございます♪よろしくお願いします(*^^*) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Y.R凉介 - Hey！Say！JUMP大好き人間からY.R凉介に変わりました。これからもコメントたくさんしますね♪ (2016年10月9日 22時) (レス) id: a8b917c0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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