第３任務 ページ37
宏太side
急いで車を走らせ皆を寮に届けてから、俺は一人で校長室に報告にいった。
そして、またまた急いで車を走らせ寮に戻ると、知念以外のメンバーがリビングでゆっくりしていた。
光「あ、おつかれー薮」
宏「おう。山田は？」
ソファにどかっと座りながら顔だけをこちらに向ける光に、着替えながらそう聞く。
侑「涼介なら部屋で寝てるよ。いつもの頭痛と、ストレスからくる高熱が同時にきたみたいだから、結構キツそう」
隣を忙しなく通りすぎながらそう俺に言った知念。
その手には、氷枕やらタオルやらが看病の道具があった。
大「辛そうだったよなぁ…」
少し心配になって、俺も知念についていくことにした。
侑「じゃ、おとなしくしててよ？」
と俺に一声かけてから、静かに山田の部屋のドアを開けた知念。
知念に続いて、俺も部屋に入った。
宏「…山田」
涼「…や、ぶ…はぁ…」
ベッドには、真っ赤な顔をして荒い息を繰り返していて。
いつもはきりっとしてなんとなく硬い山田の表情だけど、今は口が少し開いていて、目が若干うるうるしている。
…可愛いとか言ったら怒られるだろうな。
知念が、汗で額に張り付いた山田の髪をどけてタオルを乗せる。
涼「んっ…」
侑「あ、冷たかった？」
涼「いや…はぁ…はぁ…きもちい…」
俺は眺めることしか出来ないので、心配だけど知念の邪魔にならないように部屋を出た。
裕「あ、薮くん。山ちゃんまだキツそう？」
宏「あぁ、結構ね」
リビングに戻って早々聞いてきた裕翔。
キツそう…だけど、不謹慎にも可愛いなんて思っちゃった。
とは、言わないでおく。
ソファに座って考えたこと、それは…
…[ストレスからくる高熱]
宏「ストレスねぇ…」
慧「どしたの？」
宏「んーん、なんでもない」
やっぱり、あの涙は何か関係があるんだろうな…
普段の山田なら、絶対人前では泣かないだろ？
なんでもないと言いつつ、うーんと唸る俺。
圭「山ちゃんのことだよね。…熱を出すほどのストレスって、よっぽどだよね…？」
俺を見つめながら、圭人が心配そうにそう呟く。
雄「話せば楽になるとは思うんだけどなぁ…」
ぽつり、と、雄也の呟きがリビングに広がった。
皆、本気で心配してるからか…言葉数が減って、少し静かになる。
宏「…知念も言ってたろ？待っててって。あいつは…絶対話してくれるから」
俺の言葉に、皆は頷いてくれた。
なんと評価200票！！
ありがとうございます！！m(__)m
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楠木りずむ(プロフ) - 山田LOVE子さん» ありがとうございます♪この作品はpart3まで続いており、予想外のラストになってる(なってるか…？)ので、最後までお楽しみください！(*´ω`*) (2018年8月1日 14時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
山田LOVE子 - 山ちゃんの過去を知ったメンバーがこれから山ちゃんを支えていこうという感じが出てていいな〜と思いました。 (2018年8月1日 14時) (レス) id: 07c5fefbe8 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - あまりにも放置しているのでコメ欄失礼しますm(__)m更新なかなか出来ずすみません！今日から４日間テストです…(;つД｀)テストが終わったら更新しますので、待っててくれると嬉しいです！ (2016年10月18日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - Y.R凉介さん» 短編の方でもコメントしてくれましたよね！レスできなくてすみません(;_;)ありがとうございます♪よろしくお願いします(*^^*) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Y.R凉介 - Hey！Say！JUMP大好き人間からY.R凉介に変わりました。これからもコメントたくさんしますね♪ (2016年10月9日 22時) (レス) id: a8b917c0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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