第３任務 ページ34
ファルコンJr.side
何も指示を出されず、さらにはこっちを向いてもくれないコマンダー。
まるで、俺らは空気みたい。
呆然としているうちに、いつのまにか車が止まる。
車を降りないわけにはいかないから、とりあえず皆と一緒に降りたけど…
俺らは何もすることがないくらい、コマンダーの作戦には無駄がなくて、スムーズ。
俺らは黙って見てることしか出来ない…
皆が配置について、コマンダーの指示を待っているときでも、俺らはおどおどしながら立っているだけだった。
コマンダーside
段々と頭も冷静に働き、俺には…
申し訳ないという罪悪感が芽生えていた。
チラリと車の方を見れば、泣きそうな顔で立っているファルコンJr.とラピットファイヤー。
深夜に起こされ寝起きだった俺の機嫌は最悪で、そこに運悪く二人の遅刻が重なってしまっただけ。
もう目が覚め、冷静になれば次第に、俺は何をしてるんだ？という気持ちが出てくる。
確かに遅刻は悪いことだけど、ちゃんと謝ろうとしているのに俺は子供みたいに無視して、任務に参加させないで。
こんなんで、司令塔なんか出来るのかよ。
自然と出てきた舌打ちは、二人ではなく俺に向けたものだ。
ギ『こっち、異常なーし』
ド『こっちもないよ』
見張りをしている二人がそう言って、俺は我に返る。
そしてとうとう、住宅街に１つの影…
バ『きた…』
無線越しに、バレットの声が聞こえる。
じっと様子を見て、路地の近くを通る絶妙のタイミングを伺う。
コ「…スコープ、Go!」
その合図とともに、視線の先で男の近くの路地からもう１つの人影が見えて。
街灯に照らされ…スコープの表情がうつしだされた。
スコープが男の口元にハンカチのようなものを押し当てると、最初は暴れていた男も、段々とおとなしくなって。
コ「バレット、Go!」
と指示を出しながら、俺も少しだけ移動する。
こっちの広いところで殺った方が。後処理が簡単そうだったから。
バ「おもっ…このメタボめ！」
と言いながらも男を運んできたバレットは、ドサッと勢いよく俺の目の前で馬門を落とした。
それでも、相当強力な薬みたいで、全く起きない。
コ「良かったな、馬門…苦しまずに死ねるぞ？」
ボソッと小さくそう呟いてから、俺は刀を馬門の心臓に向かって降り下ろした。
…グシャッ、という音と共に、馬門の左胸からは赤い液体が流れ出てきた。
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楠木りずむ(プロフ) - 山田LOVE子さん» ありがとうございます♪この作品はpart3まで続いており、予想外のラストになってる(なってるか…？)ので、最後までお楽しみください！(*´ω`*) (2018年8月1日 14時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
山田LOVE子 - 山ちゃんの過去を知ったメンバーがこれから山ちゃんを支えていこうという感じが出てていいな〜と思いました。 (2018年8月1日 14時) (レス) id: 07c5fefbe8 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - あまりにも放置しているのでコメ欄失礼しますm(__)m更新なかなか出来ずすみません！今日から４日間テストです…(;つД｀)テストが終わったら更新しますので、待っててくれると嬉しいです！ (2016年10月18日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - Y.R凉介さん» 短編の方でもコメントしてくれましたよね！レスできなくてすみません(;_;)ありがとうございます♪よろしくお願いします(*^^*) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Y.R凉介 - Hey！Say！JUMP大好き人間からY.R凉介に変わりました。これからもコメントたくさんしますね♪ (2016年10月9日 22時) (レス) id: a8b917c0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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