第２任務 ページ25
ドクターside
急いでコマンダー達がいるところに向かうと、段々聞こえてくる声。
焦ったような声のなかに、微かに荒い息が聞こえる。
まさか…コマンダー…！
さらに足を早めた僕に、皆も後ろからついてくる。
ソ「皆！」
広い空間に出たとき、ソニックハンターの声が聞こえた。
声がした方から、慌てたようにソニックハンターが走ってくる。
ド「コマンダーは！？」
ソ「向こう！」
ソニックハンターが指を指した方に、迷わず駆け出した。
微かに聞こえていた声は、段々と明確になってきて。
必死に足を動かして…ようやく、姿を捉えた。
コ「はぁはぁはぁはぁはぁ」
ド「…コマンダー！」
地べたに座り込み、前屈みになり胸の辺りを抑えながら、荒い息を繰り返すコマンダー。
やっぱり…過呼吸になってる…
そばで倒れている男の近くにナイフがあったから、大体何があったかは分かった。
コマンダーを抱えるように、スコープが背中をさすったりしている。
ド「スコープごめん、変わってくれる？」
ス「あぁっドクター！やっときた！！」
ここで、僕とスコープでバトンタッチ。
したんだけど…
コ「はぁはぁひっはぁはぁ」
ド「コマンダー？聞こえる？」
僕の声なんか聞こえてないようで、荒い息を繰り返すばかり。
額には嫌な汗が浮かんでいて、苦しさからか目はうるうるしている。
座っている状態だったコマンダーの肩をゆっくり傾けると、耐えきれなくなったコマンダーの体も傾いていって。
ドサッという音と共に、僕の方へ倒れこんできた。
フ「ど、どうしよ！コマンダー大丈夫！？」
Ｓ「死んじゃわない！？大丈夫！？」
…うるさいな。
ド「ちょっと静かにしてて！そっちが慌ててどうするの！」
強めに言えば、分かりやすく口を閉じて静かになったファルコンJr.とSHINOBI。
周りが焦ったら治まるものも治まらないんだから…
ド「コマンダー？大丈夫だよー、すぐ呼吸出来るようになるからね」
コ「はぁはぁはぁひっ」
やがてコマンダーの潤んだ目からは、涙がこぼれてきた。
僕は、激しく上下する背中を一定のリズムで擦りながら話しかける。
過呼吸の患者には、とにかく安心させることが大切なんだ。
ド「コマンダー、ゆっくり息してごらん？楽になるよー」
コ「はぁひっはぁはぁ…っはぁはぁっ…」
やがて、あれだけ激しかった呼吸も、少しずつ呼吸が安定して。
徐々に呼吸は整っていった。
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楠木りずむ(プロフ) - 山田LOVE子さん» ありがとうございます♪この作品はpart3まで続いており、予想外のラストになってる(なってるか…？)ので、最後までお楽しみください！(*´ω`*) (2018年8月1日 14時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
山田LOVE子 - 山ちゃんの過去を知ったメンバーがこれから山ちゃんを支えていこうという感じが出てていいな〜と思いました。 (2018年8月1日 14時) (レス) id: 07c5fefbe8 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - あまりにも放置しているのでコメ欄失礼しますm(__)m更新なかなか出来ずすみません！今日から４日間テストです…(;つД｀)テストが終わったら更新しますので、待っててくれると嬉しいです！ (2016年10月18日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - Y.R凉介さん» 短編の方でもコメントしてくれましたよね！レスできなくてすみません(;_;)ありがとうございます♪よろしくお願いします(*^^*) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Y.R凉介 - Hey！Say！JUMP大好き人間からY.R凉介に変わりました。これからもコメントたくさんしますね♪ (2016年10月9日 22時) (レス) id: a8b917c0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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