第１任務 ページ16
コマンダーside
コ「…報告、以上」
こんな深夜でも、Ｊは起きていた。
いや…俺らを待っていたのかもしれないが。
ファルコンJr.、ギークと報告をし、俺も一通り報告をし終える。
コ「…っ…！」
…また来た、あの頭痛…
Ｊ「ご苦労だったね。寮に帰ってゆっくり休みたまえ」
その声に、皆が扉に向かう。
もちろん俺も、早く部屋を出たくて急ぎ足で扉に足を向けた。
…けど。
Ｊ「コマンダー。君は残ってくれるかい？」
ふざけんなよ…頭痛もだんだん増してきたのに…
コ「…分かりました」
しょうがなく、扉に向けた足は再びまたあのＪの方へ。
あいつはニヤッと口角をあげていて。
ズキン…と、また痛みが増す。
知念は俺を心配そうに眺めてから、やがて部屋から出ていった。
Ｊ「…重要な話というものはないんだが…どうだい？技術は上がってきたかい？」
コ「…」
Ｊ「ふっ…返事なし、か」
世間話をお前とする暇なんかないんだ。
帰らせろよ…
Ｊ「そういう頑固な所は、父親に似たのかな？」
コ「っ！」
こいつ…！！
沸々と、俺の中で怒りが沸き出てくる。
こいつへの殺意が、どんどん膨れ上がっていくのを感じた。
Ｊ「そんな顔をしないでくれよ。その目は…母親そっくりだ」
コ「…てめぇ」
まさか…こいつが自ら父さんと母さんのことを話し出すとはな。
Ｊ「おっと、校長に向かっててめぇはないだろう？…ま、楽しみにしてるよ？君の暗殺」
馬鹿にしたように笑ったＪが、背を向ける。
今なら殺せるが…Ｊの暗殺能力は並大抵のものではないと聞いたことがある。
もっと実力をつけてから…
コ「…覚えてろ」
俺の声は、校長室に消えた。
侑李side
大「ドクター」
侑「もうドクターじゃない」
大「あぁ…知念は戻らないの？」
任務が終わった今、ドクターの顔から知念侑李に切り替えた僕。
侑「涼介待ってる」
圭「あ、じゃあ俺も」
結局、皆で待つことに。
にしても…涼介、大丈夫かな…
少しして、がちゃっと開いた扉。
そこには、決して良い顔色とは言えない涼介の姿があった。
涼「…待ってたのか？」
侑「うん…ねぇ、だいじょ…」
大丈夫？と聞こうとしたとき。
涼介の体は、小さな体の僕に倒れ込んできて。
宏「えっ、山田！？」
侑「大丈夫！？」
涼「っはぁ、ごめっ」
時折顔を歪ませる涼介…多分、またあの頭痛。
立てなくなってしまうくらいだから…相当なもの。
涼介を裕翔がおぶり、僕らは急いで寮に戻った。
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楠木りずむ(プロフ) - 山田LOVE子さん» ありがとうございます♪この作品はpart3まで続いており、予想外のラストになってる(なってるか…？)ので、最後までお楽しみください！(*´ω`*) (2018年8月1日 14時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
山田LOVE子 - 山ちゃんの過去を知ったメンバーがこれから山ちゃんを支えていこうという感じが出てていいな〜と思いました。 (2018年8月1日 14時) (レス) id: 07c5fefbe8 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - あまりにも放置しているのでコメ欄失礼しますm(__)m更新なかなか出来ずすみません！今日から４日間テストです…(;つД｀)テストが終わったら更新しますので、待っててくれると嬉しいです！ (2016年10月18日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - Y.R凉介さん» 短編の方でもコメントしてくれましたよね！レスできなくてすみません(;_;)ありがとうございます♪よろしくお願いします(*^^*) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Y.R凉介 - Hey！Say！JUMP大好き人間からY.R凉介に変わりました。これからもコメントたくさんしますね♪ (2016年10月9日 22時) (レス) id: a8b917c0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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