第１任務 ページ15
コマンダーside
路地の前でターゲットを確認した俺。
あれ…まさかターゲット…
…めんどくさいことになりそうだな。
そう心の中で呟きながら、相手を見据えて集中する。
コ「…Go!」
その合図とともに、皆の駆け出す音が聞こえてきた。
もちろん俺も。
タタタタタタタタッ…
足を出来るだけ素早く動かし、かつあまり音をたてずにターゲットに近づく。
と、その時。
俺が接近したとたん、ターゲットの手が少し動いたのが見えた。
キン…ッ
「誰だお前っ！」
コ「…やっぱりな」
俺の刀と、相手のポケットから取り出したナイフがぶつかる。
やっぱり…ターゲットは起きてたか。
さっき様子を伺ってるときに、なんとなく気づいたんだ。
なんだか不自然に力が入ってる感じもしたし、手が少しずつポケットに近づいてる気がして。
…だけどな、殺し屋なめんなよ。
足を思いきり上げ、ターゲットのナイフを持っている方の手を蹴り上げた。
「いっ…！あ…っ」
相手のナイフが音をたてて地面に落ち、俺はそれを蹴飛ばして遠ざける。
そして相手を壁に追い詰めて、首もとにナイフを当て動けなくさせた。
「ひっ…」
怖じ気づいちゃって。
コ「…さようなら」
相手の目を見てニヤリと笑いながら、残るもう１本の刀でゆっくりと心臓を突き刺す。
「あ…っう、あ…ぐはっ」
ずるずると床に落ちていくターゲットは、最後に血を吐いて意識を失った。
ソ「コマンダー…って、あれ？」
Ｓ「あれ、なんだもう終わってる！」
…あぁ、応援頼んでたんだっけ。
コ「悪い、もう終わった」
フ「コマンダー、これは？」
ファルコンJr.が持っていたのは、さっき蹴飛ばしたターゲットのナイフ。
コ「ターゲットの。詳しい話は…校長室で」
…そう。
任務が終わったあとは、校長室で報告をするのが学校の決まりになっている。
はぁ…また行かなきゃなんねぇのかよ…
コ「ギークは？」
Ｓ「あ、ネットガンじゃやることないだろうからっていって、先に車に…」
コ「そうか」
そのあと、監視組にも車に戻るように指示してから、路地を歩く俺ら。
薄暗い路地には、俺らの足音だけが響いていた。
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楠木りずむ(プロフ) - 山田LOVE子さん» ありがとうございます♪この作品はpart3まで続いており、予想外のラストになってる(なってるか…？)ので、最後までお楽しみください！(*´ω`*) (2018年8月1日 14時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
山田LOVE子 - 山ちゃんの過去を知ったメンバーがこれから山ちゃんを支えていこうという感じが出てていいな〜と思いました。 (2018年8月1日 14時) (レス) id: 07c5fefbe8 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - あまりにも放置しているのでコメ欄失礼しますm(__)m更新なかなか出来ずすみません！今日から４日間テストです…(;つД｀)テストが終わったら更新しますので、待っててくれると嬉しいです！ (2016年10月18日 16時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - Y.R凉介さん» 短編の方でもコメントしてくれましたよね！レスできなくてすみません(;_;)ありがとうございます♪よろしくお願いします(*^^*) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
Y.R凉介 - Hey！Say！JUMP大好き人間からY.R凉介に変わりました。これからもコメントたくさんしますね♪ (2016年10月9日 22時) (レス) id: a8b917c0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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