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そして、クラスメイト達は助けを求めて叫ぶ。
「むーだーだーよー！！
みんな自分の事でそれどころじゃない。
さぁさぁ教室に戻ろうか。
____また爆発しないうちに」
助けてくれるかも、そんな希望はせんせによって打ち砕かれる。
私達は大人しく教室に入ることにした。
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「今の爆発で君達は、この教室と隣の美術室とトイレ以外は行けなくなった。
完全に退路が絶たれたことになる」
冷たく言い放つせんせに一同は黙る。
でも、まだ嘘だって信じたくて。
「話についていけないんだけど」
「え、これドッキリだよね…？」
と問い掛ける者もいるが、やっぱりそんなのは無駄で。
「もちろん、_________リアルだ。
ちなみにこの学校にはさっきみたいな爆弾が至る所に仕掛けられている」
「この教室にも仕掛けられているって事ですか」
せんせの言ったことに、今日珍しく突っかかる逢沢に少し感謝する。
きっとみんな状況が飲み込めていないはずだから。
「１、２、３……だ。
わかったら席につこうか」
爆弾の数を数えるように、せんせが言うとみんな急いで席へつく。
「おぉ、走ってる走ってる。
もう２・３個爆発しなきゃ緊張感でないかなって思ったけど、みんな必死に逃げてくれるねぇ」
窓の外を見ながらせんせは楽しそうに言う。
そりゃそうだ。爆弾仕掛けられてるなんて。
自分の命が掛かっているのだから、みんな焦るに決まっているだろう。
先程の轟音、光景を見ているのだから尚更。
「はい、携帯ストップ！
これからみんなの携帯と鞄を回収するから、もし余計なことしたら…」
背中に目でもついてるのかな、なんて不思議に思っていると、そう言いながら、西崎の背後に近寄るせんせ。
…今度は何する気？
「バーン！！！
…それが嫌ならこんなかに入れろ」
大きな声でビビらせる。
それだけでも脅し材料にはなるだろう。
………ほら、みんな怯えてるもん。
…私はどんな顔をしてるんだろう。
………私の表情生きてるかな？
表情筋動いてない、とかないよね？
順番に携帯と鞄が回収されていき、最後。
茅野さくらの番になった時。
彼女は入れてからせんせに問うた。
「なんでこんなこと……一体何が目的なんですか」
「気になるよなあ。
_________君達が人質になったのは理由がある」
……ふと脳裏にあの子が浮かぶ。
______まさかとは、思うけれど。
すると待っていたかのように、タイミングよくチャイムがなった。
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stm - この小説大好きです！更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2019年3月11日 18時) (
レス) id: 3c3aa41225 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高ですオチ涼太君がいいです (2019年2月14日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
sanapen - 面白いです！！！これからも更新待ってます！！！！！ (2019年2月6日 19時) (レス) id: 6d2d50bb72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗本ちゃん 。 | 作成日時：2019年1月31日 22時
