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今は夜。
寝ようとしている人もチラホラ。
それを考慮して静かに話していた私達。
……はずだった。
「そうやってだんまりだけどさ、清水さんが言ってくれなきゃ何も始まらないの！お願いだから話してよ！」
「だから！！…知らないって言ってるでしょ。
この話は澪奈が関わってるとはいえ、別件なの。
あんたがそんなに知りたがってるのは結局澪奈の事が知りたいから。これは関係ない」
「関係あるよ！！！」
私に負けじと声を張り上げる。
昨日のガチギレした茅野さくらを思い出して、少し圧倒される。
「それとも、言えない理由でもあるの……？
それなら仕方ないかもしれない。
……でもそれ。真壁くんのためなんじゃない？」
「………は？」
いきなり真壁くんが出てきて、驚きを隠せない私。
無関係の真壁くんを出す意味があるのか、仕方ないからこいつの推理に耳を傾けることにした。
「澪奈が言ってた。
熊沢さんと清水さんと真壁くんは幼馴染なんだって。
そして私も思ってた。
……清水さん、前は真壁くんの事を '' 翔 ''って呼んでたよね？
なんで呼ばなくなったの？
もしかして、澪奈が_________」
「るっさいなぁ！！！
いい加減にしてよ！！！」
私は彼女を遮る。
まるでその話を拒絶するかのように。
「で、でも……！！」
「るっさい喋んな！！
大体、茅野さん。あんたになにがわかるわけ？」
「…！わかんないよ、…わかんないから。
だから清水さんの力のなりたいの」
はぁ？意味わかんない。
もう私は止まらなかった。
それだけ目の前の茅野さくらにイラついていた。
「うるさい、偽善者！！
あんたに何がわかる！？
知らないなら、だったらほっといてよ！！
あんたも結局、澪奈の味方になるんだよ！！
それだけ彼奴が凄いから！！
これは妬みなんかじゃない。
彼女の才能の妬みなんかじゃない！！
すぐ、表の顔だけで踊らされるような奴が首を突っ込むな！！！
景山澪奈という女への恨みなの！！
何も知らないくせにでしゃばんないでよ！
大体なんであんたが呼び方なんて気にしてる訳？
せっかく…せっかく！！
忘れかけてたのに！！忘れようとしたのに！！
…あんたのせいで……っ」
涙がこみ上げてきた。
呼吸が定まらない。
あまりにお互いが叫ぶから、周りも寝れないわとかおかしいなとか思ったりするんだろう。
涙で霞む視界に思わず俯いていると、バタバタと足音が聞こえる。
「A？深呼吸して、」
安心する、何処か懐かしい声が聞こえた。
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stm - この小説大好きです！更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2019年3月11日 18時) (
レス) id: 3c3aa41225 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高ですオチ涼太君がいいです (2019年2月14日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
sanapen - 面白いです！！！これからも更新待ってます！！！！！ (2019年2月6日 19時) (レス) id: 6d2d50bb72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗本ちゃん 。 | 作成日時：2019年1月31日 22時
