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甲斐がキレていることに気づいているのか、はたまた気づいてないのか。
その真相は分からないが、兵頭は甲斐を煽るのをやめない。
「1番似合いそうだもんな。
あいつの苦しむ姿見て興奮するとか！」
「なんだよこの野郎！！」
あーあー、めんどくさい事になったねえ。
こうなったらキリがないんだよ、君達。
思わず溜息をつく。
隣にいる海斗も苦笑いだし。
「やめなよ！」
まぁその通りである。
……誰だかわかんなかったけど。
「ねぇ景山さんのストーカーの仕業だとしたらさ。
プールによく顔だしてたんじゃない？」
「うちの男子は見かけなかったけど。」
「別に男の仕業だとは限らないんじゃない？
女だっているでしょ、そういう奴。
ね、そう思わない？A」
そこで私に振るか、と思うがまあ肯定の意を示すため頷く。
唯月、言いながらチラッと香帆を見るあたり性悪だなあ、なんて思ったり。
そんな唯月は、彼女にどんどん追い討ちを掛けていく。
「あ、そういえば香帆さ。
澪奈と昔仲良かったよね？」
本当性悪だな、唯月は。
滲み出すぎていて、一周回って笑いに変えられる。
「は？何、いきなり」
そんな唯月に苛立ったように返す香帆。
やっば、一軍女子のぶつかり合いじゃん。
少し私自身楽しみながらその様子を眺めている。
すると、愛華が隣にやってきて。
「何この面白い展開。
もしかして、犯人香帆なの？」
と、こっそり聞いてくる。
愛華は気付いたのか、と思い頷くとクスクス笑い出す。
「じゃあ、彼奴隠すの必死かよ」
「そうそう。人気者がこんなヤバい投稿してたってバレたら大分やばいじゃん？」
それな〜なんて呑気に話してると、これまた現在進行形で敵に回しちゃいけないナンバーワンの涼音が茅野さくらに突っかかりにいく。
「もし女子がやったなら犯人は茅野じゃない？」
うわぁ、完全に根に持ってるよ。
とか思ってると、「Aも里見絡みだとああなりそうじゃない？」なんて言われて否定出来ない。
「だって、澪奈のこと付け回してたじゃん？」
その言葉に多分私達も会話に花を咲かせていたから楽しくなっていたんだと思う。
「確かに。1番奴 隷が当てはまる」
「可能性としてはあり得るよねえ。
一種のストーカーだし」
完全にノリに乗っていた。
そんな私達に対して「私じゃないから」と否定していたが、「否定する程怪しい」と一蹴されて黙ってしまった時は、流石にちょっとだけごめんと謝罪した。……ちょっとだけ。
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stm - この小説大好きです！更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2019年3月11日 18時) (
レス) id: 3c3aa41225 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高ですオチ涼太君がいいです (2019年2月14日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
sanapen - 面白いです！！！これからも更新待ってます！！！！！ (2019年2月6日 19時) (レス) id: 6d2d50bb72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗本ちゃん 。 | 作成日時：2019年1月31日 22時
