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「ふざけんじゃねえ！！
あんた達なにがわかるの？！
澪奈はいつも凛としてて、結局薬 物なんてやってなかったし、なのに…情報に踊らされたのはあんた達じゃない！！！
なんで死んでまで澪奈が悪口言われなきゃいけないの。
絶対許さない。けど…！！
1番許せないのは私だ…。
澪奈を被写体としてしか見てなかった。
先生の言う通り。澪奈が、手紙を書いたのには理由があった。
さくらとは友達にはなれない。
滲んでるの。なれないの字が澪奈の涙で滲んでるの。
手紙を書いたのはきっと、違うんだよって伝えたかったから。
本当はずっと友達だよって伝えたかったから。
でもやっぱり避けちゃったの…澪奈を…。
怖かったから…！みんなに無視されるのが
怖かったから。
そうして、私は澪奈を裏切った…私のせいで澪奈は命を絶った。
ごめん…ごめんね…澪奈…」
長々と語り続けた茅野さん。
きっとここは感動のシーンなんだろうな。
そんな時でも冷めたように見ている私は本当に人間なんだろうか。
……分からない。けど、ただ一つだけ言える。
「……逆に聞くけど、あんたに澪奈の何がわかんの？茅野さん。
あんたは、澪奈の何を知ってるの？」
被写体としか見てなかった。
だから今はしっかり見直したように言ったけど。
なぁんにも分かってない。
「……清水さん…そ、それは、」
「……私も大概かもしれないけどね。
景山澪奈はそこまで綺麗な人間じゃないんだよ」
「だからっ、ドーピングの件はっ」
「ドーピングの話なんてしてねえよ！！」
珍しく私が怒鳴ったからか。
肩をビクッと震わせる茅野さん。
茅野さんだけじゃなく、他の子達も何人かビックリしているよう。
そりゃそうだよね、普段私こんな大声あげないもの。
はぁはぁ、と息を整えながら私は茅野さくらを真っ直ぐ見据える。
そんな私を落ち着かせるように、海斗が肩を抱いてくれる。
…だからだろうか、少し落ち着きがでてきた。
「結局、あんたは景山澪奈のほんの10分の1で彼女を判断し、仲良くしてたようなもんなんだよ」
「……A、そこまででいいか？」
私の言葉を遮るように、柊せんせが声を掛けてくる。
「……勝手にすれば？」
そう茅野さくらから目線を外すと、涼音達が駆け寄ってくる。
「……無理すんな、A」
「…ごめん、海斗……迷惑かけて」
「迷惑なんて思ってないよ」
そう言いながら、頭を撫でてくれる海斗が好きだ。
彼とは、絶対に離れたくない。彼を見ながらそう思った。
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stm - この小説大好きです！更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2019年3月11日 18時) (
レス) id: 3c3aa41225 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高ですオチ涼太君がいいです (2019年2月14日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
sanapen - 面白いです！！！これからも更新待ってます！！！！！ (2019年2月6日 19時) (レス) id: 6d2d50bb72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗本ちゃん 。 | 作成日時：2019年1月31日 22時
