( 3月1日 ) ページ1
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朝。
'' 今日もいつものように '' 我が家のインターホンがなる。
扉を開けば、'' 今日もいつものように '' 愛する人が待っている。
「おはよう、海斗」
「ああ、おはよう、A」
2人並んで歩くのも、毎日のことだから'' 当たり前 ''になっている。
「なあ、今日どっか行かね？」
「おっ！いいねえ。涼音とか甲斐とか誘ってカラオケとかどう？」
隣にいる彼氏、里見海斗は「おっいいな！」と同調してくれる。自慢の彼氏である。
ノリのいいクラスメイトに囲まれて、私は心底幸せ者だなと思う。
ただ…たまに思い出すんだ。
______儚く散ってしまった彼女のことを。
「おはよーう！」
教室に2人で入ってみんなに挨拶すると、'' いつものように ''、「おはよう！」と返してくれる。
「Aおはよう！今日もラブラブですなあ」
つんつん突いてくるのは仲良い友人の1人、小宮山愛華である。
ニヤニヤしていて冷やかしているのがモロバレ。
「ちょっと愛華〜。嬉しいけど、涼音んとこには負けるよーって」
愛華の斜め後ろの席から「ちょっと照れるじゃんA！」なんて声が聞こえるが、少し微笑んでスルー。
そうしたら、涼音が抱き着いてくるのも''いつもの事''だから。
「あ！そうだ。A今日放課後暇？
蓮と話してたんだけど、みんなでカラオケ行かない？唯月と愛華は誘ったんだけど、Aと里見もどう？」
そんな涼音の言葉に思わず私は海斗と顔を見合わせ笑い合う。
「涼音、ナイスタイミング。
私と海斗も朝そんな話してた！行こ行こ！」
「俺ら仲良しかよ」
ふはっと笑いながら中尾が「行こーぜ」と声を掛けてくる。
そんな彼に海斗が疑問に思ったであろう事を問い掛ける。
「あれ、今日甲斐とかとは来てねえの？」
「ああ、今日俺涼音と来たから」
おお…！やっぱりラブラブじゃないか…！なんてニヤニヤしてると唯月が
「あんた達も大概よ。毎日一緒に来てんだから」
と言ってくるものだから、照れた。
そんな私達は、この楽しい楽しい日常が壊されるなんて知る由もない_____。
..
清水A - Simizu -
魁皇高校3年A組
席は諏訪唯月の後ろのぼっち席。
元バレーボール部のセッターで『バレー界のマドンナ』という異名もある。
はっきり物事は言う性格から、諏訪唯月達にとても気に入られている。
里見海斗の彼女。
唯月、涼音、愛華とよく一緒にいるが、''基本''は誰隔てなく接するタイプ。
景山澪奈とは仲良かったが…？
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stm - この小説大好きです！更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2019年3月11日 18時) (
レス) id: 3c3aa41225 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高ですオチ涼太君がいいです (2019年2月14日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
sanapen - 面白いです！！！これからも更新待ってます！！！！！ (2019年2月6日 19時) (レス) id: 6d2d50bb72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗本ちゃん 。 | 作成日時：2019年1月31日 22時
