【3年A組】はい、論破。 (ページ3)

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「そう言えば、 A 。
後ろのドアが開かねえらしいぞ」

『ふぅん～、壊れちゃったのかなぁ』

「そうじゃね？だいぶボロいし」

確かに … なんて思いながら瀬尾っちと別れ自分の席に座る。
すると、後ろの席のうさみんがまた声を掛けてくる。

「まゆげにしては遅いじゃん、どうしたの？」

『うんん？ちょっと寝坊しちゃった～』

「ふーん、だっさぁ」

ケラケラと笑ううさみんに「でっしょー？」なんて笑い掛ければ、つまんなそうな顔になる。
単純だなぁ、なんて。

呑気に思っていれば、いいんちょーの声が聞こえて。
後ろの方からは、小さな声ではあるけどくすくすと笑い声が聞こえて。

奴隷ちゃんだって笑われてるんだろうなぁなんて察する。
これに関してはあくまで傍観者で居たいから知らん振り。

するとぶっきーが席に着くように促した。

「あれ？甲斐くん達は？」

ぶっきーが言ったと同時にガラガラガラと音を立てかいかい達3人が入ってくる。
ぶっきーが注意すれば反抗。

相変わらずだなぁって感じ。
いつかバチあたりそう。なぁんちゃって。

ぶっきーに限ってそんなこと無いよねぇ。
と呑気に考えていた時。

「今日は大切なお知らせがあります。

…… 今から皆さんには人質になってもらいます」

ぶっきーの口から衝撃的な発言が飛び出した。

…… そんな目、初めて見た。

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