【黒バス】桃髪天使が振り向いてくれない件。【男主】 (ページ2)

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1 桃井ページ2

｢おはようさつき、今日も可愛いね。あ、少し髪型変えた？似合ってる。｣

こんなセリフを朝からイケメンに言われたら、まぁ大概の女の子はときめくよね。
事実、周りからは黄色い歓声と私への嫉妬の目が向けられている。

私は桐皇学園1年の桃井さつき。
今私に話しかけているイケメンは桜木Aくんで、私に対して好意を抱いていると本人は言っている。

そんな事言われても、私はテツ君が好きだし。

｢どうしたの？黙り込んで、体調悪い？大丈夫？？｣
｢いや別に…てゆーか髪型変えたの、よく気がついたね、大ちゃんなんてまっっったく気が付かなかったのに。｣
｢なんでって…そりゃあさつきのことはいつもみてるし、些細な変化でも気づくに決まってるじゃん。｣
｢まぁありがとうね｣

最初こそそんな扱いされたことなくてドキドキしたけど、彼とももう4年目の付き合い。いい加減慣れた。

ただ、周りからの嫉妬の目。それだけはいつになっても怖かった。