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無事に？試験が終われば、待ちに待った…
修学旅行！
他のクラスと違って暗殺に必要なナイフや銃、銃弾が必要だから少しばかり物がかさばる。
物凄く楽しみだ。と、同時に心配な所がある。
…というのも、旅行だからとうかうかしてられないのだ。
渚くんたちと調べてわかったが、京都は入り組んでいるから暗殺にもってこいなのだ。
だから、同業者が常にどこかいると考えて良い。
…そして、私がただ楽しんでいるだけだとお父さんに連絡が行くかも、しれない。
そんなことになったら今後のイベント事に行くこと自体が禁止されるかもしれない…！
「…」
ぷに、と右頬に感覚を覚えて振り返ると、カルマくんがにやりと笑っている。
「あれ？奥田ちゃんは？」
さっきまで隣にいた彼女を探す。今は新幹線で移動中だ。普通車だが、それなりに楽しい。
席は２人席に女子が、３人席に男子と別れて座っていたんだけど…
「奥田さんなら変わってもらった。…だって、Aが百面相してんの写真撮りたくてさ。」
「そんなにだった？」
「うん。」
顔に出やすいのかな、と顔を手で覆う。暗殺任務をしている時はあまりの表情筋の動かなさに「冷徹少女」なんて名称もあるのに、カルマくんや皆を前にするとそんな名前はどっかに行ってしまった。
何処かで視線を感じて、ちらりとカルマくんの手にあるそれをみる。スマートフォンの画面を盗み見れば、画面の向こう側が写し出されていた。
「…カルマくん、もしかしなくても…」
「うん、撮ったよ。」
「消して！今すぐ消して！」
「やだよ。面白いからとっとくに決まってんじゃん。」
ちらりと舌を出して、消せるもんならね、と挑発してくる。どんな顔してるのか予想がつかないから、尚更恥ずかしい。
「じゃあ、イチゴ煮オレで手を打ってあげる。」
「う…絶対だからね！」
カルマくんに献上する物を買うべく席を立つと、じゃあ私も行く、と神崎さんやカエデちゃん、奥田ちゃんも席を立った。
新幹線の連結部分を渡る時、いかにもガラの男達がズンズンと歩いてくる。トン、と軽い音がして振り返れば、神崎さんと不良が軽くぶつかったようだった。
一瞬ヒヤッとしたが、神崎さんに何も無かったようだから飲み物を買いに足をはこんだ。
あの時、ちゃんと下も見ていればよかった、と後悔することになる。
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りなぷ(プロフ) - サヤさん» ありがとうございます(* ﾟωﾟ)そう言ってもらえると心強いです…！受験も頑張ります(b･ω･)bこれからも宜しくお願いします！ (2018年4月7日 22時) (
レス) id: dcaaae020b (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 続編おめでとう御座います！！3日前に、続編を見付けはしたのですが、46話を見てからと言う勝手な欲が勝って終いました>< りなぷさん ストーリーの進行がスムーズで羨ましいです…!!受験勉強、(大変だと思いますが)りなぷさんのペースで頑張って下さい！ (2018年4月6日 1時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月の紫陽花 | 作成日時：2018年4月3日 18時
