03 ページ4
「もしかして…」
カルマくん？
その言葉は飲み込んで、再度お礼を言う。
「こちらこそ。…ってもしかしてだけど、A？」
「あ、そうですけど…」
「やっぱり。ってか俺のこと忘れたの？」
「カルマくん…なわけない、よね？」
「なんで否定なのさ。カルマだよ、赤羽業。」
「そっかぁ。カルマくんか…久しぶりっていやいやそんな訳？！」
「はぁ？」
「だ、だって、カルマくんって、背が小さくて、可愛くて、あの笑顔が可愛い子だよね…？」
その可愛い子が俺だけど、とカルマくんは私に顔をぐいっと近づかせる。
もし仮にそうだとしたら、10年来の初恋の人の顔が至近距離の訳だから、その…
「顔、近いデス…」
片言になる位緊張してしまう。
くすってカルマくん笑ったけど、それカルマくんのせいだからね！
「んで、Aの記憶の中の俺ってどーなってんの？」
「えーっと…背は小さめの、お目目くりくりした、小悪魔みたいな？」
「そりゃまた…」
カルマくんは苦笑いをするが、そんな横顔もかっこいいなぁなんて惚気ける。
でも、なんで…
「カルマくんは私だって気がついたの？」
「だって、変わってないし。」
「なっ…？！」
それって、子供っぽいとか？
そうやって拗ねるところが子供っぽいんだろうけど。
「うそうそ。それ、見えたからさ。」
そうカルマくんが指さしたのは、指輪のキーホルダーだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 77人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りなぷ(プロフ) - サヤさん» ありがとうございます！とても光栄です(泣)これからもよろしくお願いします！ (2018年1月1日 23時) (
レス) id: dcaaae020b (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - この作品スッごく面白いです！ログインしてたら､絶対お気に入り登録するって位！幼少期に貰った物とかその他諸々 とてもこう…アイディア？が素敵だと思います！のんびりゆっくり、作者様のペースで更新頑張って下さい！ (2018年1月1日 23時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りなぷ | 作成日時：2017年12月30日 19時
