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A side
マタロウ「兎に角!これよりYSPクラブは学園七不思議の一つ、巨大サラリーマンの宮沢さんの謎解明ミッションを開始だ!!」
マタロウは拳を突き上げ、俺らに向かって声をあげる
コマ「あれ?マタロウ君特撮ヒーロー同好会だったんじゃない?」
マタロウ「ハッ!」
マタロウはそうだったと言わんばかりに言う
A『でも、今まで一緒に過ごしたし、それに
マタロウ「Aさん…っ!」
マタロウは感激の視線をこちらに向ける
すると、フブキが部室のドアに誰かいるのに気づいたようだ
フブキ「?…アカネ、そこでなにをしてるの?」
アカネ「…あっ!」
どうやら、アカネさんが俺らを覗いてたみたいだ
アカネ「今、なんか面白そうなこと話してるなって…」
A『じゃあ、一緒に来るか?』
アカネ「!…うん」
……
…
A『で、今は巨大サラリーマン宮沢さんに、ついて調査中って感じだ』
俺はアカネさんにYSPクラブのことを話していた
マタロウ「まずは、美術室から宮沢さんを監視しよう」
そしたら、向こう側から男女数人がこっちに向かって歩いてくる
ジンペイ「なんだ、あれ?」
A『…げ』
そう、こいつは霧隠ラント。生徒会長だ。
フブキ「あれは生徒会長、霧隠ラント先輩。この学園を取り仕切る、権力の象徴」
ラント「君たちは新入生かな?」
立ち止まり、話しかける霧隠先輩。コマとマタロウは、震えながらも返事をした
ラント「やはりそうか…ならば言っておく、
15時の下校時間移頂、18時までの3時間は、"FST"…即ち、F(フリー)S(スタイル)T(タイム)と呼ばれている。この時間は、本来それぞれの生徒達が、クラブ活動や、自己表現のための活動をして、自信を磨く時間なのだよ」
ジンペイ「要は自由時間ってことだろ?」
A『ちょ…!』
ラント「そんな時間に、君たちはいったい何をしているのかな?」
ジンペイ「巨大なサラリーマン宮沢さんの調査です!」
ジンペイが敬礼して言う
ラント「宮沢さん?七不思議案件か。君たちがそれを解明できるとでも?」
コマ「す、するつもりです!」
ラント「新しい部として登録されたYSPと言うのは君達のことなのか?」
A『そうだよ』
ラント「学園長からの勅命で認定されたときいているが、私は認めていない。君たちの活動が品位を損なうようなことがあれば、君達を廃部に追い込む」
コマ・マタロウ「えっ!?」
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作者名:ユアさんの小説 | 作成日時:2022年9月19日 14時