危険なカップケーキ ページ41
訳も分からず返事だけは、ハッキリしながらUターンしたAが走りだす。
ときどきこちらを振り返りながら走り去るAの表情を見るにトントンの必死な形相に不安を煽られたらしい、どっか怯えてる感じがする。
いいぞぉ、面白くなってきたじゃねえか！
tn｢やだこの人怖い！悪い顔してる！｣
あれからなんとかトントンを振り切って、Aの捜索に当たる俺。
カップケーキは、手に持ってるのが邪魔で包装して服のポケットに入れた。もともとそんなに大きなサイズのカップケーキじゃないから多分問題なし。
まぁ例え潰れたとしても薬の成分が消えるわけでもないしな！
それよりトントンと取っ組み合ってる最中にこのカップケーキを握り潰さなかった俺を褒めたい。
さて、かくれんぼでも鬼ごっこでも何でも付き合ってやるよA！
だが結果は、変わらねえぜ！
｢シッマ、A見てへんか？｣
たまたま通りかかったシッマを引き止める。
｢え、見てないけど｣
素知らぬ顔で言い放つシッマ。
けどあのAのこと、誰かしらを買収してる可能性を考えて更にその上を俺は、いく！
｢いやシッマ、Aの居場所教えてくれたら次の食害お前抜きにしてやってもええぞ｣
俺は、みんなとの楽しい食事を食害と思ってないけどここは、敢えて食害のワードを出していくぅ！
｢あ、そっすか！Aならあっちに行ったで！多分武器庫やな！｣
あっさり白状するシッマ。流石心無いな！
｢ありがとなシッマ！｣
｢いやとんでもないですよアニキ！｣
にしても武器庫とは、アイツ俺に反抗する気満々やん。
ただ逃げるだけじゃいずれ捕まると思ってんねやろうけど、その判断が吉とでるか。
さっそく武器庫の前に着いた俺は、入り口から中に呼びかける。
｢A〜、出ておいでよ〜怖いことしないからさぁ｣
すると物音がして、ボンッという破裂音と共に視界が白く染まる。
｢くっ、煙幕かよ！｣
｢来るのが早いですよ！まだ準備中なのに！なんにせよ、ここならなんでも揃ってますから、ね！｣
また破裂音がして煙が濃くなる。
｢ゲホッ…おま、やりすぎやろ！｣
｢先輩、さらばです！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいまいアイン(プロフ) - 久々に読み返しにきました！何度見てもニヤニヤが止まりません... (4月9日 11時) (
レス) id: cc2cd4c541 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - チェリーさん» (ゆ、遺言…だと！？) ありがとうございます！嬉しくて溶けます…！あとお返事遅れて申し訳ない…！！(土下座) (2020年8月30日 18時) (レス) id: 65cc5437ad (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 最高でした(遺言) 可愛さで語彙力溶けましたわ… (2020年3月4日 11時) (レス) id: 8ac09bc0e3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - mo4さん» う、うれしい…！！ (2019年9月22日 20時) (レス) id: 62bd964a7d (このIDを非表示/違反報告)
mo4 - か、かわいいかよ… (2019年9月21日 19時) (レス) id: c8f50611df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこ丸 | 作成日時：2019年5月2日 12時
