危険なカップケーキ ページ40
※初めましての日の続き(単体でも読めます)
tn｢ゾムお前何持ってんの？｣
zm｢何って、カップケーキ？｣
tn｢いや、ケーキなのは、見りゃ分かるよ！なんでそんなもん持ち歩いてんのか聞いてんだよ｣
zm｢ちょっとA探してんねんけど、どこにおるか知ってるか？｣
tn｢待て待て不穏な気配しかしない。Aに何する気や｣
zm｢やだなトントン、人聞きの悪い！俺は、Aに労いのつもりでこのケーキをプレゼントしたろかな！って、思ってただけやん｣
tn｢そのケーキになにを仕込んでんの｣
zm｢え、｣
tn｢ええかもう一度聞くで、そのカップケーキに何を仕込んでんねん｣
zm｢いや〜、じゃあことの発端からいこか！｣
かくかくしかじか、俺がこのカップケーキを手にした経緯をトントンに説明した。
外で俺のファンです！っていう女からこのカップケーキを手渡されたことに始まり、怪しく思ってその場では、口にせずに持ち帰ったことやその後なんとなくロボロに成分を調べてもらったら相手を服従させる薬が入ってたことが判明したことなどなど。
ちなみにスパイの可能性も0じゃないことを考えてその女の後のことは、ロボロに任せておいた。フッ、この俺に抜かりなし。
tn｢オイちょっと待てい！！流れは、ともかくAを服従させる気満々やないかい！！｣
zm｢離せトントン！俺は、Aにこれを食わして子分をつくるんや！｣
tn｢もう充分子分やろ！ていうか、大事な後輩ちゃうんか！｣
zm｢アイツ俺の言うこと聞かへんねん！｣
tn｢それは、お前の態度がアレやからやろ！｣
そんなこんなで騒ぎ倒してたら心底嫌そうなAの声。
｢…何やってるんですかゾムさん｣
失礼なことにAの嫌そうな目は、俺にしか向けられていない。酷い！
tn｢A！逃げて！俺が抑え込んでるうちに早く！｣
｢え、えっと、トントンさん何が起きてるのかまず説明を…！｣
tn｢そんなヒマあらへん！何でもいいからカップケーキだけは、口にするなよ！こ、こいつ力強い…！ゾムお前なに本気出してんねん！｣
zm｢トントンが離してくれないからでしょ！｣
取っ組み合ってるトントンと俺の力が均衡しててお互いに油の切れた機械みたいに動きが悪い。というか動けねえ！
くっそ、Aは、目の前なのに…！
tn｢俺もいつまで持つか分からへん！はよ行くんやA！｣
｢は、はい！！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいまいアイン(プロフ) - 久々に読み返しにきました！何度見てもニヤニヤが止まりません... (4月9日 11時) (
レス) id: cc2cd4c541 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - チェリーさん» (ゆ、遺言…だと！？) ありがとうございます！嬉しくて溶けます…！あとお返事遅れて申し訳ない…！！(土下座) (2020年8月30日 18時) (レス) id: 65cc5437ad (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 最高でした(遺言) 可愛さで語彙力溶けましたわ… (2020年3月4日 11時) (レス) id: 8ac09bc0e3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - mo4さん» う、うれしい…！！ (2019年9月22日 20時) (レス) id: 62bd964a7d (このIDを非表示/違反報告)
mo4 - か、かわいいかよ… (2019年9月21日 19時) (レス) id: c8f50611df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこ丸 | 作成日時：2019年5月2日 12時
