林檎を素手で潰したい ページ33
｢なんや白昼堂々と痴話喧嘩か｣
｢鬱先生！｣
話に割り込んできた大先生は、吸ってた煙草を携帯灰皿に押し付けて片付けた。
Aがいるからな。
そういうとこは、紳士やねんな。
zm｢いやな、大先生。Aがリンゴ素手で潰したいとか言うねん｣
ut｢マジかAちゃん、やめとき！嫁に行けなくなっても知らんで｣
zm｢嫁…？Aが？｣
ut｢あっしまった、言葉選ぶべきやった！シスコンの兄貴マジでめんどくさいわ｣
zm｢お前、勇気あるな。全部言い切りやがって｣
｢大丈夫お兄ちゃんの面倒臭さは、私が認める｣
ut｢ほら！妹のお墨付きやないですか！｣
zm｢当たり前だよなぁ！｣
｢褒めてないよ！｣
ut｢ところでなんでそんな事したいと思ったんや？｣
｢それがね、鬱先生…｣
Aは、かくかくしかじか説明を始めた。
鬱先生も俺と同じくAの可愛さに打ち震えたあと復活した様子だが、問題は、リンゴよりもストーカーだということに行き着いたらしくAの両肩をガシリと掴んだ。
ut｢なんでもっと早く言わへんねん！怖かったやろ｣
｢こ、怖くは、ないけど…！｣
ut｢しかしストーカーも度胸あるな、Aちゃんには、ゾムさんという最凶のボディーガードがついてるのに…ハッ！！俺分かってしもた｣
zm｢なんや大先生｣
ut｢きっとそいつ、兄貴の留守を狙ってるんや｣
｢だったら尚更今のうちにリンゴをね？ほら、私は、ムキムキなんだぞ！みたいな！名付けて幻滅作戦｣
ut｢なるほど。可愛い通り越して天使。｣
｢え？｣
zm｢これやばいよな｣
ut｢いややばいね｣
尚、俺らの語彙力よ。
ut｢いや待てよ？悪い虫が付かへんように俺と付き合ったらええんちゃ待て待て待て！待って！兄貴落ち着いて下さい！冗談やって！｣
zm｢危ない、危うく大先生の息の根を止めるところやった｣
ut｢バーサーカーかお前！｣
zm｢いやすまん、大先生が変なこと言うから｣
｢そうだ！ロボロにトレーニング付き合ってもらお！｣
ロボロか、いや、アイツ筋肉鍛えてるから選ぶのも納得できる。
Aの頼みやからロボロが快く引き受けることも想像がつく。
もしかしたら本当に奇跡が起こってお兄ちゃん瓶の蓋開けて？なんて夢のまた夢になるかもしれへん。
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あいまいアイン(プロフ) - 久々に読み返しにきました！何度見てもニヤニヤが止まりません... (4月9日 11時) (
レス) id: cc2cd4c541 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - チェリーさん» (ゆ、遺言…だと！？) ありがとうございます！嬉しくて溶けます…！あとお返事遅れて申し訳ない…！！(土下座) (2020年8月30日 18時) (レス) id: 65cc5437ad (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 最高でした(遺言) 可愛さで語彙力溶けましたわ… (2020年3月4日 11時) (レス) id: 8ac09bc0e3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - mo4さん» う、うれしい…！！ (2019年9月22日 20時) (レス) id: 62bd964a7d (このIDを非表示/違反報告)
mo4 - か、かわいいかよ… (2019年9月21日 19時) (レス) id: c8f50611df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ丸 | 作成日時：2019年5月2日 12時
