お酒はほどほどに ページ12
｢ちゅーさしてくれないときらいになる！｣
syo｢………。ほら、呂律も回ってないですから｣
kn｢今の間は、なんやったんやろな｣
sha｢ちょっと考えたよなショッピくん｣
syo｢そこ五月蝿いっすよ｣
ショッピは、野次を飛ばす2人をキッと睨みつけた。
そしてAから目を離している内に、隙あり！と言うAの餌食になってしまった。
syo｢っ…｣
sha｢あれ〜？満更でもない感じ〜？｣
kn｢酒で顔が赤いのかキスされて赤いのかどっちなんやろな！｣
syo｢くっ…この子犬コンビめ｣
電撃戦の如く止まらないA。
残る幹部もおいでおいでと誘う始末。
最後にゾムの元へ向かったAは、ちょこんと隣に座ってフードを取って欲しいと言いたげに服をちょいちょい引っ張った。
けれど動かず、異様な雰囲気を醸し出しながら俯いた彼の表情は、誰からも窺えない。
そして不機嫌そうにAを避けた。
zm｢こっち来んなや！｣
｢やら！する！｣
zm｢散々してたやろ！｣
｢とっといたのに！｣
zm｢は？｣
｢すきなものは、さいごにとっとくの！｣
ずずいと迫るAにたじろいで仰け反ったゾムの頭からフードがずり落ちた。
zm｢え、｣
密かに独占欲を燻らせていたゾムは、Aの告白に鳩が豆鉄砲を食ったような顔をした。
僅かに顔も赤い。
フードが無い今そんな表情も晒すしかなく、更に言うとAにとっては、大チャンスだった。
｢すきあり！｣
しかしその手が簡単に通用する相手では、ない。
ゾムは、持ち前の反射神経でそれを躱すとAの頭を両手で固定して、仕返しとばかりに己の口でAのそれを塞いだ。
｢んーっ！｣
自分からしたかったAは、暴れて離れようとするがゾムは、意地でも離さない。
人の気も知らないで目の前で好き放題してくれやがって、という妬いた気持ちをそのままAにぶつけた。
途中でまるで子供だと自分自身呆れたが、いっそ受け止めて欲しい気分だった。
両思いの今ならもう我慢する必要もそれを隠す必要も無いのだから。
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あいまいアイン(プロフ) - 久々に読み返しにきました！何度見てもニヤニヤが止まりません... (4月9日 11時) (
レス) id: cc2cd4c541 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - チェリーさん» (ゆ、遺言…だと！？) ありがとうございます！嬉しくて溶けます…！あとお返事遅れて申し訳ない…！！(土下座) (2020年8月30日 18時) (レス) id: 65cc5437ad (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 最高でした(遺言) 可愛さで語彙力溶けましたわ… (2020年3月4日 11時) (レス) id: 8ac09bc0e3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - mo4さん» う、うれしい…！！ (2019年9月22日 20時) (レス) id: 62bd964a7d (このIDを非表示/違反報告)
mo4 - か、かわいいかよ… (2019年9月21日 19時) (レス) id: c8f50611df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ丸 | 作成日時：2019年5月2日 12時
