あの子が欲しい ページ6
｢ﾌﾊﾊﾊﾊﾊ！ええ反応するなぁ、ほら俺名乗ったんやから次は、そっちやで｣
｢あ、えっと、Aって言います｣
｢Aかぁ、ええ名前やね！｣
｢教えて下さい、どうして私は、ここに？まさか食べるつもりで…！？｣
｢それ偏見やん！化け物は、皆人食べるみたいなさ。食べる気やったら手当なんかせーへんやろ？｣
頭の方を指差してあげるとAの手が上に伸びて包帯に触れる。
｢頭に包帯が！…じゃあ、手当の為に態々？｣
｢まぁ、そんなところやな｣
実際は、もっと利己的だけどな。
｢あ、ありがとうございます｣
｢礼なんてええよ、それより俺達仲良くなれると思わへん？｣
｢仲良く…｣
｢せや、俺毎日ヒマしてんねん、遊んでくれると嬉しいんやけど｣
Aは、少し考える素振りをしてからニコリと笑って頷いた。
｢そういうことなら、是非！｣
｢よっし！言うたな、絶対やからな｣
｢はい！私、約束は破りませんよ。それに、お友達が出来て嬉しいです｣
ワクワクした素振りを見せて素直に喜んでくれたのは、俺も嬉しいけど順応性高過ぎてある意味感心する。
｢俺が言うのもなんだけど自分だいぶ変わって
るなー｣
｢な、なんでですか！？｣
｢勝手に連れてこられた挙句友達になれなんて言われたら俺やったら断るわ、それに相手人間ですらないのに｣
｢うーん確かにそれを言われると…でもゾムさんいい人ですし！あと、私寂しかったのかもしれません、両親が病気で亡くなってからは、何年も1人で暮らしてたので｣
伏し目がちに話すAの姿は、ほんとにどこか寂しそうで、連れて来て正解だったんだとさえ思った。
｢それに、さっき気づいたんですけど、傷の手当だけじゃないはずです！野盗に襲われた私が無事なのは、きっと貴方がいたからですよね？｣
｢まぁ…せやな。｣
｢助けてくれて本当にありがとうございます！｣
大袈裟な程のAの笑顔が、なんだか少しくすぐったい。
｢Aも遠慮せずなんでもしてみたいこと言ってや？空飛ぶのもええし、この世界案内とかでもええし｣
｢じゃあ、どっちもお願いしたいです！｣
｢ええよ、抱っこして飛ぶから俺に掴まってな｣
｢な、なんか照れますね｣
｢…ﾝﾌﾌﾌ、せやね｣
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あいまいアイン(プロフ) - 久々に読み返しにきました！何度見てもニヤニヤが止まりません... (4月9日 11時) (
レス) id: cc2cd4c541 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - チェリーさん» (ゆ、遺言…だと！？) ありがとうございます！嬉しくて溶けます…！あとお返事遅れて申し訳ない…！！(土下座) (2020年8月30日 18時) (レス) id: 65cc5437ad (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 最高でした(遺言) 可愛さで語彙力溶けましたわ… (2020年3月4日 11時) (レス) id: 8ac09bc0e3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - mo4さん» う、うれしい…！！ (2019年9月22日 20時) (レス) id: 62bd964a7d (このIDを非表示/違反報告)
mo4 - か、かわいいかよ… (2019年9月21日 19時) (レス) id: c8f50611df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ丸 | 作成日時：2019年5月2日 12時
