鬼ごっこ ページ6
そのまま食堂の中に入り、私は、並べられたテーブルの上をスライディングして反対側に着地した！
そしてテーブル越しにゾムとのカバディが始まった。
｢減るもんちゃうやん｣
｢減るわ！心が！！｣
｢気持ちよくしたるのになー｣
｢うわーないわー、だからエ○小僧って言われるんだからね！｣
｢ﾌﾊﾊｯ！うっさいわ｣
私が右へずれるとゾムは、左へ
左にフェイントかけて右から抜けようとしても、動き全てが読まれててなかなか逃げられない。
｢これは、悪手やったなぁA｣
｢うぐ…確かに｣
膠着状態が続く。
そこへ、ショッピくんがやってきた。
彼は、救世主となるか…！
｢ショッピくん！いいところに！｣
zm｢A捕まえるの手伝ってや？｣
｢違う！逆！ゾム抑えといて！｣
syo｢…いや何してるんですか2人共｣
｢事情は、後で話すから！｣
zm｢こっち側についてくれたら悪いようには、せえへんよ｣
｢騙されないでショッピくん！私についてくれたら後で何でも言うこと聞くから！｣
syo｢ほんまですね？｣
｢え、うん｣
syo｢じゃあ｣
そう言ってショッピくんは、ゾムに向かって駆け出して足払いを仕掛けた！
ゾムは軽く避けていたけど、私が逃げ出すには充分な時間だった。
ありがとうショッピくん！
zm｢ﾁｯ…逃がしたか。ショッピくん覚えとれよ！｣
syo｢嫌です｣
逃げるだけじゃ分が悪いと感じた私は、どこかへ身を潜めることに決めた。
ということで空き部屋へ忍び込んだ。
ゾムめ、いい加減諦めて自分の部屋に帰ってくれないかなぁ〜。
そんな淡い期待を持ち、身を潜めてる最中にガチャッとドアの開く音がした。
こっそり覗けば、ゾムの姿がそこに！
何故だ、カンペキに逃げ切れる算段だったのに！
｢いるんだろー？ほらほら出て来いよー｣
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作者名：ねこ丸 | 作成日時：2019年3月26日 13時
