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迷子でも/おまけ ページ19
｢そのペアチケットなんなん？｣
｢映画のチケット！｣
｢どうしたん？｣
｢ショッピくんがくれたの｣
｢ほーん、ショッピくんが｣
｢ゾムさんと一緒にどうぞ、って言ってくれたんだからね！｣
｢分かってるって、なに見るん？｣
｢身も凍るほどのホラーか、ビックリしまくりのスプラッター系ホラー｣
｢どっちもホラーやんけ！初デートの映画のチョイスおかしない？｣
｢ふっふっふ、ゾム怖いんでしょ〜｣
｢どっちかって言うとAやん｣
｢ぬ？｣
｢観た後絶対人の布団占領してくるし、ひとりでトイレにも行けへんし、人の部屋にいるくせに電気の主導権握ってくるやん、明かりめっちゃついてる部屋で寝んのしんどかってん｣
｢………そんなクソ迷惑野郎だった？私｣
｢それも無自覚かお前！やっぱ、俺がいないとダメやなAは｣
｢すぐ迷子になるし？｣
｢うん｣
｢料理もろくに出来ないしね？｣
｢せやな｣
｢…いいとこないね｣
｢ないなぁw｣
｢そこは、否定しなさいよ！｣
｢ﾝﾌﾌﾌﾌ｣
｢いや笑ってないで！｣
｢ほら抱っこしてあげるからそんな怒らんでよ｣
｢ちゅーもだかんね！｣
｢ﾌﾌﾌ、ええよ、おいでA｣
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作者名：ねこ丸 | 作成日時：2019年3月26日 13時
