好きになるなんてありえない話【JM】 (ページ1)

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１.はじまりページ1

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どうして、どうしてこんなことになったのか。

「やっぱり今日も遅い…」

1年間付き合っていた彼氏のドンユと同棲してから半年。

ここ数ヶ月、彼は家に帰ってくるのが遅い。

最初の頃は、
残業なんだ、頑張ってるなって私も彼を信じて、仕事を応援してた。

だけど、何ヶ月も続くって、おかしいよね。ブラックですか。
そんなはずないと思うけど。

昨日、帰ってきたドンユに「今日も遅かったね」って声かけたら、「連絡しただろ」って何故かキレ気味に言われて。

心配して言った私だったけど、
そう言われた途端、今まで心配してたのが嘘のように、彼に対する怒りと、疑いの気持ちで頭がいっぱいになった。

その日はそのあと、おやすみしか言わなかったけれど、
どうせ明日も同じことがあるってわかりきってることだから、明日は絶対言ってやるって、

そう決めた私だった。