惹かれた＿10 ページ10
なぜここに⁈
お久しぶりです、とかもっといろいろあったはずなのに
あまりに驚きすぎてそんなことしか言えなかった
出てこなかった
「みんなに挨拶に来たらユンギだけいないもん。頑張って探したんだよ」
いたずらっぽい笑みですら綺麗に見えてしまう
なぜ挨拶に来たとかを問えば、たまたまこの近くで撮影があるからと答えられた
ここはbig hitのある一室
なかなか見つけるのに苦労したのではないだろうか
「なんか、すいません」
「いいよ。ユンギが元気ならそれで」
爽やか笑顔が眩しい
「ねぇ、今作曲してる？」
「あ、はい。でも綺麗な曲をイメージしてるんですけど、なかなか」
うまくいかないことを伝えれば、今作っているものを見せてほしいと言われた
アドバイスが欲しいので渡した
けど、渡して気づいた
すっごい恥ずかしい
「俺は好きだよ」
しばらく見つめたゼルヒョンは、そう言った
でも俺的に満足できてない
もっとゼルヒョンみたいに、自然と綺麗だ、って思える曲を作りたいんだ
「綺麗さってね、もっと自由でいいと思う」
黙って曲を見返した俺を見て、ゼルヒョンが口を開いた
椅子に座っている俺は立っているゼルヒョンを見上げる
背もたれの部分に手を置かれて、前のめりで上から見つめられてるから立ち上がろうにも立ち上がれないんだ
「俺はね、自然が1番綺麗だと思うよ。だからね、ユンギは」
もっと自由でいい
その言葉を聞いて、俺ははっとした
「ありがとうございます。俺、新曲できそうです」
「ん、じゃあ頑張れよ。俺仕事行くわ。その曲も覚えるから覚悟しろ」
「ゼルヒョンに負けられません。俺だって」
綺麗な眩しい笑顔を浮かべて去っていったゼルヒョン
言葉とその姿は確かに自然で綺麗
造った美しさではなく、造られた美しさ
それがゼルヒョンの魅力なんだ
自由さと言うものは、できていそうで実は難しい要素
周りを気にしすぎたか
何を今更気にしているんだ
周りからの圧力からみんなを守るためにいるというのに
そうだ
もっと
自由でいい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジンニムと爺 - 重刄さん» 宜しくお願いします！ (2019年9月23日 23時) (
レス) id: 2feb5b9973 (このIDを非表示/違反報告)
重刄 - ジンニムと爺さん» コメントしましたよ！明日からとなりますが、よろしくお願いします！ (2019年9月23日 22時) (レス) id: 8de989e0db (このIDを非表示/違反報告)
ジンニムと爺 - 重刄さん» 全然です！ (2019年9月23日 22時) (レス) id: 2feb5b9973 (このIDを非表示/違反報告)
重刄 - ジンニムと爺さん» 夜の8時ですね、了解しました！コメントしてみますが、なんせ初めてなもので…間違えたらごめんなさい（笑） (2019年9月23日 22時) (レス) id: 8de989e0db (このIDを非表示/違反報告)
ジンニムと爺 - 重刄さん» 私も色々とあるので夜の８時からしかこれないんですが、、、。ある程度は話せると思います！はい！明日ですね、分かりました！あ、でも一回これているか確かめたいので一度そのトピックにコメントしてみてください！ (2019年9月23日 22時) (レス) id: 2feb5b9973 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：重刄 | 作成日時：2019年8月27日 18時
