惹かれた＿35 ページ35
「失礼します」
本当に失礼なことしながら入っていったな、なんて他人事のように思う
ノックもしないなんて本当にバカだ
「ゼル、悲鳴が聞こえて走ってきたんだけど」
ジニヒョンが椅子に座っているゼルヒョンに声をかける
先程から様子がおかしいのだ
話しかけても返答がない
ノックをせずに人が入ってきたらそちらを向くと思うのだが、やはりこちらを向かなかった
ずっと机の上を、詳しくはおそらく、机の上に置かれた小さな人形を見ている
マネージャーさんはどこへ行ったのだろう
話を聞きたいんだけど、いまのゼルヒョンではおそらく無理だ
「ゼル？」
ジニヒョンが片膝をついてゼルヒョンの顔を覗き込む
「ジ、ン？」
「そうだよ、ジン。BTSのジンだよ」
そっと声をかけるジニヒョン
優しさと甘さとが混ざり合った王子様みたいな声だ
その声を聞いてはっとしたのかゆっくりとこちらを向いたゼルヒョン
「…ユンギ？」
「はい。ユンギですよ」
俺も極力優しい声を出す
安心するような、耳に残るような暖かい声を意識する
できてるかは自信ないけど
ゼルヒョンは目を見開き、こちらを見たまま固まっている
ジニヒョンがそれを見てゆっくりと立ち上がって俺の隣に来た
「じん、ゆんぎぃ」
泣きそうな声でそう言った刹那、ぎゅっとジニヒョンと俺2人まとめて抱きしめられた
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ジンニムと爺 - 重刄さん» 宜しくお願いします！ (2019年9月23日 23時) (
レス) id: 2feb5b9973 (このIDを非表示/違反報告)
重刄 - ジンニムと爺さん» コメントしましたよ！明日からとなりますが、よろしくお願いします！ (2019年9月23日 22時) (レス) id: 8de989e0db (このIDを非表示/違反報告)
ジンニムと爺 - 重刄さん» 全然です！ (2019年9月23日 22時) (レス) id: 2feb5b9973 (このIDを非表示/違反報告)
重刄 - ジンニムと爺さん» 夜の8時ですね、了解しました！コメントしてみますが、なんせ初めてなもので…間違えたらごめんなさい（笑） (2019年9月23日 22時) (レス) id: 8de989e0db (このIDを非表示/違反報告)
ジンニムと爺 - 重刄さん» 私も色々とあるので夜の８時からしかこれないんですが、、、。ある程度は話せると思います！はい！明日ですね、分かりました！あ、でも一回これているか確かめたいので一度そのトピックにコメントしてみてください！ (2019年9月23日 22時) (レス) id: 2feb5b9973 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重刄 | 作成日時：2019年8月27日 18時
