ヒマワリな君 (ページ8)

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『...すいません本番中に。ありがとうございました！』

他に貸してくれる所はないか探してもどこも使用中

こんなに手こずるの久しぶり

時刻は13:35

40分には楽屋だから早く見つけないと。

焦る心とは裏腹に凄いこと思い出した

確かもう一枚車にあったような...

靴紐が解けてるなんて気付かずに車まで走る

この前クリーニングに取りに行ったやつ入れたままだったよね？

和也さんに電話をかける

『あっ、もしもし』

和也「もう皆楽屋おるで、どうしたんー」

周りが騒がしくて「Aちゃんから電話やから静かにして」という和也さんの声が聞こえる

『えっと...』

駐車場に着き、車の中を確認するとクリーニング済みのままで置かれてたシャツ

『あった！！！！良かった...』

和也「え！？何があったん！？」

『皆さんにスタジオ向かうように伝えて下さい。私もすぐ行きます。あ、あと駿佑さんだけ衣装遅れてるってこともお願いします！』

和也「皆もう向かうでー、

了解、Aちゃん待ってるからね」

『はい！』

電話を切り田辺さんへとかける

田辺「もしもし？」

『あの私のシャツ、クリーニング済みの車に置いてて、これ駿佑さん着たらまずいですか？』

田辺「確認してくる！もうそれ持ってきてて！」

『分かりました！』

シャツを握りしめ全速力で走る