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真夜中のお茶会 ページ40
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こくりと一口喉に通すと、Aは徐に口を開いた。
「オスマン。私、部下に嫌われているんだろうか。
最近食事に誘ったりしても断られるんだ。
奢ってやると言ったんだが......言い方が悪かったのか？」
Aは弱気な声でオスマンに問いかける。
紅茶の湯気で眼鏡が曇って、眉尻を下げて顔を顰めながら。
「Aにしかできひん仕事がたくさん残ってて奢るーとか言われても困るやろ。
部下なりの遠慮やない？」
オスマンはぱくり、とマカロンに齧り付き、小さく身をよじらせながらおいしい、と全身で表現している。
完璧な答えに思えるが、どうにもAは腑に落ちないようだ。
「そうかもしれないが、この前大先生にも相談したら『あー...それはマンちゃんに聞いてみた方がええかもな、俺は分からんから！』ってすごい速さで逃げられたんだ。」
ブツブツと何が悪かったのかと呟きながら考えるA。
考え事でいっぱいの頭にオスマンの小さな舌打ちは聞こえなかったようだ。
「う〜ん、大先生がそう言った意味は俺にも分からないめう〜。」
より一層目を細めて、首を傾げるオスマン。
Aはそうか、と少し残念そうにマカロンに手を伸ばした。
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作者名：軍パロを愛する連合軍
x他11人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2020年6月1日 12時
