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「いってきます」
新品のセーラー服を着て、私は今日から通う、秀徳高校へと向かった。
私が秀徳を志望した理由は、家から徒歩15分と近い場所にあるからだ。しかし、秀徳はここら辺ではかなり有名な進学校であるため、受験は一筋縄というわけにはいかなかった。私は必死に勉強して、見事合格を勝ち取ったわけである。
(まあ、家から近いって理由だけじゃないんだけどね)
受験当時を思い出しながら、私は一歩一歩進み、秀徳生としてのスタートを切った。
入学式まで、まだまだ時間はあるが、教室へ入ると、 すでに数人がまばらに着席しており、少し緊張感が漂っていた。
黒板を見ると、着席場所が貼ってあった。おそらく名簿順で決められたこれに従って、着席しているのだろう。
(えっと、橋本、橋本……あ、あった)
例によって自分も席を確認する。
前から4番目、窓側から3列目に私の席はあった。教壇からおり、私は自分の席へと向かう。その時、私の席の、左隣と思われる男の子が目に入る。
(……は?)
髪の毛は緑色で、眼鏡をかけていた。そして、彼の左手の指には包帯のようなものが巻かれていた。しかし、私が1番気になったのは、彼の机の上に置かれていたものだった。
(こ、広辞苑……?)
私は驚きのあまり、教室の真ん中に立ち止まってしまっていた。すると、私(の視線)に気がついたのか、彼が私に話しかけてきた。
「そんなところで立ち止まってどうしたのだよ。席を確認したのなら、早く座るのだよ」
「え、あ、うん……」
眼鏡をクイッとあげながら言った彼に急かされ、私は自分の席へ着いた。もちろん、彼の隣の席に。
(うわー、気まずっ)
私は、それでも彼が気になり、こっそりと横を見た。机にあるのは、やはり紛れもない広辞苑だった。
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ここで主人公の設定についてぶちこみます。
名前:橋本A
所属:秀徳高校1年
身長:161cm
体重:53kg
誕生日:2/20
星座:魚座
血液型:B型
座右の銘:水滴石を穿つ
好きな食べ物:納豆
嫌いな食べ物:おもち(理由:昔喉に詰まらせたから)
趣味:読書、ピアノ(昔習っていた)
特技:料理
得意教科:国語、英語
委員会:風紀委員
嫌いなもの:占い
苦手なこと:恋バナ
好きなタイプ:支えてくれる人
家族構成:父、母、妹
※便宜上、緑間と高尾のクラスは別設定で、高尾は最初から緑間に馴れ馴れしい(真ちゃん呼び)です。
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作者名:ぷよぷよぷよん♪ | 作成日時:2022年4月22日 14時