episode 07 ページ8
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「ここが俺達の泊まる家だ」
バスを降りてから歩いて20分。目の前に聳え立つのは、ザ・日本家屋という感じのとても大きな家。こんな大きな家が街中の方にあったらそうとうお金が掛かるだろうけど、山奥にあるから多少は物価とか下がっているのかな。
そんな少しやらしいことを考える。烏養さんの話によると、ここは人の住んでる家だが、同時に宿としても経営しているそうだ。……民宿か。
こんなに大きければ不自由ないだろう。
家の表札には「佐藤」の文字が達筆に書かている。この家の主は佐藤さんというらしい。
烏養さんがインターホンを鳴らすと、中から「はぁい」というおばあさんの優しげな声が返ってきた。
カラカラッと音を立てて横開きの扉が開かれる。そして扉の向こうから現れたのは、優しげな声に似合うような、優しそうな顔をしたおばあさん。
まるで自分達のおばあちゃんを彷彿とさせるその柔和な笑みに、私達の自然と緊張が解れていた。
この佐藤さんの家で、合同合宿…2泊3日を過ごすのだ。
「よろしくお願いします！」
全員でお世話になる佐藤さんに頭を下げると、佐藤さんはおっとりとした喋り方で「可愛らしい子ばかりですねぇ」と言い、にっこり笑った。
「……僕達って可愛らしいのか？」
「うーん……俺達はともかくマネージャーさん達は可愛らしいんじゃないかな！ ツッキーはカッコイイから！」
私の後ろの方に立っていた月島君と山口君が、佐藤さんには聞こえない声量でこそこそとそんな事を話していた。
……お世辞にもガタイのいいバレー部員達の彼らは可愛らしくは見えない、かなぁ？
多分、皆同じことを思っていただろうけど佐藤さんの顔を見ていると余計な事は言わないでおこう、という謎の使命感が生まれる。
「さぁさぁ、中に入ってちょうだい。長旅で疲れたでしょうに」
佐藤さんに家の中に入るよう促してきたので、ついに私達は“佐藤邸”に足を踏み入れた。
──……今回の合同合宿で寝泊まりする部屋の割り振りは、各高校ごとではなく、学年事に分けることになった。佐藤邸の一部屋がバカでかいのもあるし、井闥山や鴎台、それに伊達工は参加人数も少ないので学校ごとに分けるよりは学年で分けた方が経費が安く済むと考えたらしい。
ちゃんとマネージャーは選手とは別で一部屋割り振られてます。
一度、寝泊まりする部屋に荷物を置いたあと、皆で雑談のために集まれる居間のような部屋(とにかく大きい)に集合することになった。
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スピカ - 私もハイキューサーチに行っても見れませんでした…どうすれば見れますかね？ (4月19日 13時) (
レス) id: 75e3caad72 (このIDを非表示/違反報告)
白楊(プロフ) - ハイキューサーチに行っても見れませんどうすればいいですか？ (3月10日 22時) (レス) id: 9084a50d79 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - フェルマーさん» ありがとうございます！ (2021年6月26日 10時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)
フェルマー - えむさん» 作者様じゃないですが、HQ★searchと検索して1番上に出てくるランク集を選択します。そこでまたHQ★searchを選択しallを押します。すると240件くらい出てきます。そこで「嘘吐き女の、」というタイトルをクリックすると読めますよ！分かりにくくて申し訳ありません、 (2021年6月25日 19時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - コメント失礼します！調べても出てこないのですがなんと調べたら出てきますでしょうか？？ (2021年6月24日 20時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)
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