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episode 19 ページ20

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「日向君どこにいるんだろう」
「さぁな。チッ、見つけたら百本レシーブだなアイツ」
「あ、やっぱりそこはバレーなんだね」


険しい道を私は影山君と二人で歩いていた。
つい先程「俺も行く」と名乗りを挙げてくれた影山君に、さすがに一人は心細かったということもあって「じゃあ二人で行こう」と、私は素直にそれを受け入れた。後の人達は「すぐに先輩達に連絡するから!」と言って走って来た道を戻って行ったんだけど、急ぎすぎて怪我してないといいけど。
山口君達と別れてから更に20分が経過。今は先輩達と別れてから約1時間が経ったくらいかな。
……日向君、怪我してないといいな。

周りに日向君がいないかよく目を光らせながら歩くが、日向君らしき人はいない。というか、まず人の気配がしない。本当にどこに行ってしまったんだろう。
そんなとき、さっきまではずっと一本道だったのにも関わらず、突如道が三本に別れて奥に伸びていた。日向君はどの道を進んだんだ……?

「A。お前の出番だぞ」
「えっ」
「いつものやれよ。『こっちな気がする』ってやつ。こういうのお前の得意分野だろ」
「いや……得意分野っていうか……」

でも確かに普段は日向君を見つけるときは別れ道で、何となくこっちの道な気がするという勘が働いて、実際その道を進むと日向君に会える。ここは影山君の言う通り、自分の勘に頼るしかないよね……。
あんまり気は進まないけど、深く息を吸って集中する。


「──……右の道な気がする」
「右だな。よし、行くぞ」


スっと右の道を指さすと影山君はなんの躊躇いもなくその道を進んでいく。
その道を選択して更に10分が経過した頃、道の様子が明らかに変化してきた。さっきまでの険しい道ではなくどんどん道の幅も広くなり、ゆったりとした道になっていく。
道の途中にとある泥濘(ぬかるみ)があり、そこにはまるで誰かが通ったかのように靴跡が残されていた。私達はその靴跡が日向君のものだと直感的にそう思った。

「……こっちの道で合ってたみたいだな」
「そうみたいだね。良かったぁ……」

日向君が居る、と分かると自然と心が軽くなる。それは影山君も同じなようで、軽くなった足取りで進む。
──そして、そんな私達が日向君を見つけたのは本当に突然で。
とある茂みを越えたとき、影山君が足元にあった何かに躓いて体制を崩す。

「あっ、日向君……!」

影山君の足元には、何かに怯えるように体育座りで縮こまる日向君が、いた。

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スピカ - 私もハイキューサーチに行っても見れませんでした…どうすれば見れますかね? (4月19日 13時) (レス) id: 75e3caad72 (このIDを非表示/違反報告)
白楊(プロフ) - ハイキューサーチに行っても見れませんどうすればいいですか? (3月10日 22時) (レス) id: 9084a50d79 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - フェルマーさん» ありがとうございます! (2021年6月26日 10時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)
フェルマー - えむさん» 作者様じゃないですが、HQ★searchと検索して1番上に出てくるランク集を選択します。そこでまたHQ★searchを選択しallを押します。すると240件くらい出てきます。そこで「嘘吐き女の、」というタイトルをクリックすると読めますよ!分かりにくくて申し訳ありません、 (2021年6月25日 19時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - コメント失礼します!調べても出てこないのですがなんと調べたら出てきますでしょうか?? (2021年6月24日 20時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:納豆巻き | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2021年5月26日 6時

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