episode 16 ページ17
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「ハァ……先に言っとくけど急に走り出したりして迷子にならないでよね」
「分かってるってば月島ァ！ あんだけ言われたらさすがの俺でも気を付けるに決まってんだろ！」
「気をつけてても日向だと何かありそうだから怖いんだよ」
「なんだとぉっ!?」
私達は狭い道を二列くらいになってゾロゾロと歩いていた。一番心配な日向君の隣は月島君が歩くことに。私の隣にはさっきから眠そうに何度も欠伸をしている国見君が歩いている。
その後ろにはリエーフ君と犬岡君。最後の方に影山君と山口君、五色君と金田一君という風に歩いていた。
ちなみに「この配置なら何かあっても対処できそうだし」という月島君の提案によってこうなりました。
前後の列で会話が生まれている中、私と国見君の間には全くと言っていいほど会話が無かった。
凄くいたたまれない。でも何を話したらいいのかも分からない。ただでさえ狭い道。自然と国見君との距離も近くなってしまうのは当たり前で、不意に足元に大きめの石が転がっていたのでそれを避けようと思って道の中央の方に寄ると、国見君の肩にドンッとぶつかってしまう。
「ご、ごめんなさい！」と言って、慌てて体を引くと、グラッと体が傾いた。
「うわ……っ」
「あっ、ぶね、って……！」
倒れそうになる前に、間一髪で国見君が私の腕を引いた。
ここは山だから仕方ないのだけれど、道の脇には木々が生えており、その木の向こうは傾斜になっている。つまりここから足を踏み外そうものならそのまま下まで転げ落ちてしまう。もう少しで私がそうなってしまう所だった。国見君が腕を引いてくれなければ今頃……。
ゾッと一気に鳥肌が立つ。
「落ちたら危ないんだからマジで気をつけろよ……。ぶつかったくらいで怒ったりしないから、少しでも危ないと思ったら中央寄りな。分かった？」
「う、うん……助けてくれてありがとう、国見君」
「うん。本当にね」
私の言葉に国見君はしっかりと頷いた。
その後、日向君が「大丈夫!?」と真っ青な顔で迫ってきたのを宥めるのが凄く大変だった。月島君からも「これ以上不安要素増やさないでくれない？」と睨まれてしまう。ごめんね、と謝罪していると後ろから視線を感じた。振り向くと、背後を歩いていたリエーフ君が何か言いたそうな表情を浮かべていたのだが、肝心の言葉が出てこない。
どうしたの？と聞いてあげれば良かったのかもしれないが、月島君が「早く行くよ」と急かしてきたのでそれは叶わなかった。
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スピカ - 私もハイキューサーチに行っても見れませんでした…どうすれば見れますかね？ (4月19日 13時) (
レス) id: 75e3caad72 (このIDを非表示/違反報告)
白楊(プロフ) - ハイキューサーチに行っても見れませんどうすればいいですか？ (3月10日 22時) (レス) id: 9084a50d79 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - フェルマーさん» ありがとうございます！ (2021年6月26日 10時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)
フェルマー - えむさん» 作者様じゃないですが、HQ★searchと検索して1番上に出てくるランク集を選択します。そこでまたHQ★searchを選択しallを押します。すると240件くらい出てきます。そこで「嘘吐き女の、」というタイトルをクリックすると読めますよ！分かりにくくて申し訳ありません、 (2021年6月25日 19時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - コメント失礼します！調べても出てこないのですがなんと調べたら出てきますでしょうか？？ (2021年6月24日 20時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)
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