episode 12 ページ13
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「く、クチナシ様……ですか？」
「『クチナシ』って……『口無し』って意味だよな!?」
「何だよそれ……こわっ」
何やらホラーチックな名前に、ホラーが苦手なんメンツがザワつく。日向君や山口君、東峰さんなんて可哀想に見えてくるほど分かりやすくガタガタと震えていた。
──かくいう私も、人の事をこんな風に言えるほど怖い物に耐性は無く、表には出さないが正直怖くてたまらない。だけどこんなに沢山の人が集まれば自然とホラーが好き、という人もいる訳で。
「良かったじゃん白布。お前、夏場の心霊番組とか欠かさず見るタイプだったよな」
「おう。ホラー系ってなんか好きだわ。川西はホラーダメだったっけ？」
「番組とかの作り物系はあんま好きじゃないけど、リアルで起きる分には大丈夫」
「まじか。リアルで起きる方が怖くね？」
「ヒント、心霊現象に遭ったことが無い」
「あ、そういう？」
「確か研磨はホラゲーとかもよくやってたよな？」
「うん、まぁ……。でもゲームだから楽しめるんであって、実際に心霊現象とか体験するのは俺嫌だよ……」
「なんでだ!! むしろ一回くらいホンモノに会ってみたいぞ俺は！」
「……虎は意外とこういうの好きだよね」
「幸郎も前に肝試し大会あった時楽しそうだったよな。好きなのか？」
「ん？ 心霊物も好きだけど、それよりも俺はビビってる人達を見てるのが楽しいかな」
「……趣味悪いな、お前」
「人聞きが悪いなぁ。てか俺的に光来くんは心霊物苦手そうなイメージだったんだけど？」
「いや、こういうのあんま信じてない」
……人の会話に聞き耳を立てるのも行儀が悪いけど、よく知らない人達の意外な一面が知れるのは面白いので、ついやってしまう。
白鳥沢のセッターさんに音駒の山本さん、それに鴎台の昼神さんってこういうの好きなんだ……。
しばらくザワついていると、急に織田さんが「ハハハッ！」と笑いだした。
「いやー……こういう反応見るの久しぶりだったから……笑っちゃってすみません……」
「いえ全然！ こっちこそ話中断させてばかりですみません！ あの……俺達の方が年下なので織田さんが話しやすい喋り方で話してもらって大丈夫ですよ」
「あ、本当？ じゃあ、楽に喋らせて貰うね」
さっきまでとは打って変わり、砕けた喋り方で話す織田さんは心なしか楽そうな表情。
「『クチナシ様』はこの集落で信仰されている神様なんだ。祠も近くにあるから、今から行ってみようか」
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スピカ - 私もハイキューサーチに行っても見れませんでした…どうすれば見れますかね？ (4月19日 13時) (
レス) id: 75e3caad72 (このIDを非表示/違反報告)
白楊(プロフ) - ハイキューサーチに行っても見れませんどうすればいいですか？ (3月10日 22時) (レス) id: 9084a50d79 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - フェルマーさん» ありがとうございます！ (2021年6月26日 10時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)
フェルマー - えむさん» 作者様じゃないですが、HQ★searchと検索して1番上に出てくるランク集を選択します。そこでまたHQ★searchを選択しallを押します。すると240件くらい出てきます。そこで「嘘吐き女の、」というタイトルをクリックすると読めますよ！分かりにくくて申し訳ありません、 (2021年6月25日 19時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - コメント失礼します！調べても出てこないのですがなんと調べたら出てきますでしょうか？？ (2021年6月24日 20時) (レス) id: e4b21374ad (このIDを非表示/違反報告)
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